渡るネットは嘘ばかり

元文系、米国大学院CS修士号持ちITエンジニア。自称エンジニアが撒き散らすゴミを少しでもキレイにしたい

YouTuberを目指す頭お花畑の子供たち

今日からやっと仕事ができます。嬉しい!ワーカホリックのマサです。仕事してないと毎日に張りがないです。ブロガーとかマジでメンタル半端ないわ。毎日2,3個大した興味もなく記事を上げてるんでしょ?2,3個も本当に興味あって書きたいことあったら他の職業についてる気がします。そういう人は普通に記者やった方が楽しいし、楽な気はしますけどね。肉体的にはきつそうな職業ですが。

YouTuber目指しちゃう中学生

なんとなく信憑性の怪しいこんな記事が一時期はやりましたね。

www.itmedia.co.jp

1位がITエンジニアなのにも嘘くさいんですが、男子3位のYouTuberには唖然です。YouTuberって広告費もらえるようになったフリーターみたいなもんですよね…。実際、ほとんどが数万程度の収入で1%位の人が異常に稼いでる世界だと思います。中学生には金の流れは見えないと思うけど。これ、煽ってたのがGoogleだったりするからなぁ。でも、1位2位はPC/ゲーム関係で、これの意味することって中学生時点でスマホ依存してる子供がこんなにいるってことだよね。怖いわ。中毒状態でスマホしか見えないからスマホ関連のことを将来で言っちゃう視野狭窄であり、思考停止だと思う。スマホに依存すると考えることを止めて検索するように、覚えることを止めて保存したり都度検索するようになるから、オフラインで何もできない、考えられない人間を作るんですよね。脳内では使うシナプスほど強化され、使わないシナプスは削除するので、どんどん思考能力が落ちるわけです。まぁ、本気で目指してくれるならいいけど、今の中学生が社会に出る頃ゲーム市場飽和状態で儲からなくなってそう。あと、何回も書くけどプログラミングは6割の人が向いてないからね。子供の頃からスマホ持たせてもコンピュータ使うのに慣れるだけで作る側の素質はあまり磨かれないと思います。素質ある人間が慣れれば最初楽になるので4割には効果的かもだけど。残り6割は英才教育というより、中毒化し易い年齢に渡すと検索の上手い考えられない子供になるだけだと思います。
個人的な感覚として、既存のネット広告は限界が来ていて、残念ながらYouTuberはこれから減っていくと思います。

YouTubeの広告費の問題

そんなYouTubeですが、こんなニュースがありましたね。

headlines.yahoo.co.jp

YouTubeの問題はYouTuberに対して企業がスポンサーと付くのでなく、YouTubeが自動で(AIで動画に含まれてるのと似た種類のジャンルの出してたかも知れないけど、その辺は知らない)広告を入れてたことですよね。そして、好ましくない動画にスポンサーのように広告を入れられることが原因で企業イメージを損なうのが問題になりました。当然です。広告費払ってイメージダウンとか目も当てられません。そうなると撤退するのは当たり前です。広告ってそれを見た人にいいイメージを与えて、購買意欲を煽るのが目的です。制作側もスポンサーの価値になるものを作るのが従来型でしたが、YouTuberは再生数が目的でスポンサーの価値とか考えてないと思います。スポンサーと対面してないしね。

過激主義の動画だけで済むのか

個人的には、バカなことをやって笑いを取るような、もしくは炎上商法的な新興YouTuberの手法も近い内に「質の低いコンテンツ」としてパートナー除外の基準になると思います。自分が広告主だとして、キチガイじみた企画で見られてる動画に広告出して欲しいですかね?違うでしょ。以前、Twitterでアホなことをして炎上してアカウント削除とかよくありましたけど(今もあるんだろうけど)、その一歩手前のレベルとか結構多いと思います。同じく、ドラマを録画して出してたり、例えば香川のスーパーゴールが出た日にその静止画に文字つけただけのを出してた劣化トレンドブログ的手法もコピーライトの問題で弾かれますね。これは既に弾かれてるかも。これが本当にゴミでしかなくて、金目的で始めた人間が増えると市場が破壊されるいい見本です。誰も見たくないものを金のためだけに上げる人達という。

結局、何かを持っていない人しか残らない

ヒカキンって有名なYouTuberは元はボイパのすごい人だったわけで、そういうのが残ると思います。後は、やっぱVRは熱いな、と思ってるので、自社のサービス以外でも、旅行のときとかに撮った動画を上げてみようかな、と思ってます。追体験ってやつですね。色んな人が本当に見たい、見て価値のあるものに広告が付く、そういう時代になっていくと思います。元々それが本質ですから。

従来の広告が受け入れられなくなっている

そもそもの問題はネット広告のあり方です。PVで広告が勝手に邪魔にならない程度に掲載されてコンテンツ提供者が儲かる。いわゆるフリーの仕組みはなんて素晴らしいんだ、と最初は思いましたが、まず始まったのは広告の劣化。エロ漫画の広告が大量に入ったり(時にはBLのとかだらけになる時も←全く興味ないですよ)、普通のサイトなのに会社で開いたらガチでヤバイ感じの時も。こういうのって広告嫌だな、のきっかけになると思います。そして、動画広告が登場して、動画を見てる時にページの別の所で動画が再生されて気が散ったり、フルスクリーンで見てるのに他から広告の声が聞こえてきたり。で、Adblockが登場したのは当然の成行でしょう。広告スキップの流れっていうのはHDDレコーダーとかデジタル録画の仕組みが出てから普通になっています。広告が嫌だから、と録画してから広告スキップして見る人すらいます。デジタルじゃない頃も広告スキップ録画機能のあるレコーダーありましたけどね。
つまり、差し込む型の広告に限界が来てるんでしょうね。特に、同時にタブを複数開いて見れるネットで、動画にテレビのように差し込みでCMを入れても、CM中は他のページ見られるだけで効果薄いし、あまりに同じ広告が入ったら、邪魔されてる感じでその会社嫌いになることもあると思います。

個人的な今後の予想とやりたいこと

YouTuberの広告収入はこれからも減るでしょう。一部の特化型に関してはスポンサーがちゃんと付いて変わらないか増えるだろうけど。また、個人的に事業で現状やりたいことが3つあって、1つはちゃんと学問としてプログラミングやデザインを学んだ人間によるプログラミング・デザイン教室。2つ目はVR動画配信サイト。で、最後が広告革命です。最後のが1番大きいですね。色々業界巻き込まなきゃだし。まぁ、楽しくやっていきますよ。最初の2つで事業規模がある程度大きくなってこないと難しいかな、というのと、VR動画配信サイトで広告の実験ができるので、少しずつ新しい形を広げていければと思います。