渡るネットは嘘ばかり

元文系、米国大学院CS修士号持ちITエンジニア。自称エンジニアが撒き散らすゴミを少しでもキレイにしたい

ネットでプログラミング教室選びをする前に読んで欲しい話

それより、ちょっとここがアフィリエイターとかに引用元の明示なく無断転載とかされてるのがわかったので、差し込みで。引用する場合はソースを明示して下さい。

アフィリエイターとか本当に金儲けのためだけに読者の幸せを考えない「何かをお薦めする記事」を体験した風に量産しているので注意が必要です。そういうお薦めに乗っても自分は幸せになりません。GoogleとかがUpdateで順位下がるように対応してくれてるのにSEO対策とか言ってゴミ認定された記事をまた上げようとする。

プログラミング教室は広告を依頼してるだけではありますが、公式でも信用できない卒業生のインタビューを載せたりするあたり、実際には現場で通用しないのをわかってて、もしくは元々センスのある1割程度しか自分たちの教えたことだけで成功しないのわかってて、特殊事例を上げてるように思えるので、同罪でしょう。

金儲けのためのアフィリエイター
→プログラミング教室
→紹介制度(報酬あり)
→アフィリエイター化
→戻る

と負のループができかけてる気がします。ちなみに、ここは全くSEO対策とかしていませんが、その辺のアフィリエイターと同じかそれより上にきてると思いますが、それは自分の言葉で書いてるからだと思います。広告も入れてないしね。ブログとかで稼ぎたかったら自分の言葉で語れる程度の知識をつけて欲しいです。

掲載元を明示せず作者の意図と違う引用をするDIVE INTO CODEのアフィリエイター

DIVE INTO CODEの検索でここにたどり着いた人が結構いるようですが、中には本来の主張と違う方向でアフィリエイトに引用してる人もいました。
hirox2.com
2018/06/06追記 アフィリエイト会社から連絡があり、無断引用が消されました。
現役エンジニアと元エンジニアなので自分の言ってることの信用のなさが露呈するので引用ごと消したのでしょうか。

引用元を書かないで反対意見を一部だけ抜いており、作者の意図を誤解させる行為です。非常に悪質。匿名の口コミとか何故か①②が抜けて③から振られてますが、匿名で口コミした憶えはありません。DIVE INTO CODEの関係者というより、アフィリエイターなんでしょうが、まともなリテラシーを持っていないようです。公式のインタビューを流用しまくってコメント付けるだけの非常に質の低いアフィリエイトサイトです。とりあえず、意図と違う引用なので、アフィリエイトの会社に通報しました。内容もめちゃくちゃでとても前線でエンジニアとして働いたことがないと思われます。おそらく、引用でリンクを付けると、僕がアメリカの大学院に留学してコンピューターサイエンスの修士号を取ってきた人間だとわかるので、Pathos的な信用で負けると思ったのでしょう。また虚偽も多く、

これだけRubyに特化しているスクールはないので

と言ってますが、Rubyだらけですよね。TECH::CAMPとか。こういう書き方はクライアントが優良誤認表示で注意を受けたりしてもおかしくないです。

僕の引用への反論もひどいもので、

基礎知識というのも非常に大事だとは思いますが、学生のように時間も取れない社会人の為にも、重要な部分を集中的に教えてくれるのがプログラミングスクールの特徴です。

また、大学のように卒業までに4年もかかってしまうプログラミングスクールがあったとしたら、あなたは通いたいと思うでしょうか?

時間がないから基礎や知識は無視してもいいという言い訳なんでしょうか?プロで働きたい人に言ってるんですよね?
また、4年かけるならプログラミングスクールでなく大学行くでしょう。質が違いすぎる。TECH社とかはプログラミング教室の体験談を直に聞くと最後までやり遂げられる人は2,3割といいます。

[2018/07/18追記] それ故か、久しぶりにサイト見たらTECH社は今はチュートリアルレベルのコースばかりですね…。文章読める人は通う意味あるのか微妙です。APIやライブラリを使える、SDKを導入できる、というのは技術力ではありません。ドキュメント、Referenceは説明書です。プロが説明書があるのにできません、とか冗談もいいところです。基本、英語なので、英語読めるか、レベルでしょう。日本語のドキュメントやチュートリアルがあってもできない人は向いてないので、コンサルとか企画職に行った方がいいです。向いていない人が現場に来ても残念ながら負荷が上がるだけです。

大学の授業だと学部なら9割、大学院でも7,8割はやり遂げられるのが普通です。教えるプロの教授が教えてますから。そりゃそうです。速度が異常です。そもそも、学問というのは一日に長い時間をかければできるようになるというものではありません。

大学で学んだことがある人ならわかるでしょうが、ある応用科目は基礎科目を取ってないと登録できません。前の科目は1学期前にある。これはコース全部を履修してから、というのもありますが、学んでるときに100%理解できることって意外と少なくて、Aを取っても曖昧だった部分というのがあって、応用科目中に「ああ!そういうことか!」となることも多いです。

  • 次の授業までにリーディングで自分で理解しようとする
  • 授業の説明や質問で曖昧点を解消する
  • 課題を通じて知識を技術として定着する

そういうサイクルが学校にはあります。理解には時間がかかるものです。昨日読んだ技術書の内容を明日完璧に把握できる人間はそもそもとして独学で十分できるでしょう。ただ動くものを作るなら理解はいりません。こう書けばこう動く。しかし、それが最適か、実行速度としてどうなのか、大規模ユーザーでスケーリングの問題が出てきた時にどうなるか、そういったことを考えるには基礎が必要です。特に、国民総スマホユーザーのこの時代、1人でシステムを動かすのと同時に1000人がアクセスするのではシステムの挙動は全く変わってきます。

例えば、フットサル面白い。もっと楽しみたい。で個サルに行って、得点につながるプレーを集中的に教わったら楽しめるでしょう。趣味ですから
ただ、フットサルで大会にガンガン参加して、ゆくゆくはプロになって食べていきたいのであれば基礎はものすごく重要です。高いレベルだと、強いパスを柔らかく停めて進みたい方向に向くとかはできなきゃいけないことです。

ボクサーはトレーナーから正しい動きを学んで、鏡を見ながらシャドーで何千回、何万回もその動きを練習して初めて無意識にその動きができるようになります。それが基礎です。時間がかかるし大事なんです。

スポーツとは違いますが、プロとして”高い給料をもらって”食べていきたいなら、基礎は絶対条件です。好きじゃないけど仕事だから、レベルで普通の給料でデスマーチで働きたいなら別にいいと思います。でも、プログラミング教室行きたい人って手に職つけて稼ぎたい人が中心ですよね?でなく、プログラマとして、とりあえず食べていける程度の収入が欲しい、であるなら、Javaの教室に3ヶ月行ってシステム会社に就職するといいと思います。一番人手の足りない業界ですし、基礎わかってない人中心なので未経験でも入れるところは多いと思います。

この方、2年で鬱になってプログラマ辞めたそうですが、基礎や知識なくやってたのも原因なのではないですかね。お宝ザックザクの特に外資だと1000万超えが普通の業界ですが、基礎や知識っていうのはそのお宝探しの洞窟に持っていく松明や色んな道具みたいなものです。手ぶらで入ったら暗闇をさまよって鬱になっても仕方ないと思います。自分が書いたものがどう動いてるかわからない、直したはずなのにバグってる。それは基礎がわかってないから裏側の動きが理解できていないのが原因です。

実際のところ、この辺のプログラミング教室がやってる程度の研修を未経験者を雇って給料を払いながら3ヶ月ほど学ばせてから現場に出すシステム会社は結構あります。とりあえず、基礎は省いて動くものを作らせる。結果何が起こっているかと言うと、品質の低さによりバグが多発、実装速度も遅いのでデスマーチが発生する。ということです。システム業界は特に基礎がない人が多いので、結構やばいです。そして基礎も知識もない人が見積もって、設計になってない「文章」を渡して現場が炎上するという…。

また、他言語を学んでもRubyを独学で習得できなかった人の体験談引用してますが、パット見、他の言語をかじった程度ですよね?使いこなすレベルで他言語わかっててRubyがわからない人はプログラマ向いてないので一生の職にしようと思うのは止めたほうが良いです。今後、コンピュータが得意な世代が育ってきて(スマホかPCかに分かれてる印象でスマホ側は完全に相手にならない気がしますが)、枠が減ってきたら確実に淘汰されます。特にC系使ったことあるのにRubyがわからない人。
Ruby (programming language) - Wikipedia
implementation language Cとあるように、内部ではCが動いているので、Cが使えたらRubyで書いたコードの裏で何が起こってるかわかるのが想像できるでしょう。Cで解釈が書かれてる言語は多くて、何故かと言うと、OSが、カーネルと呼ばれる部分が基本的にCで書かれているからです。システムコールとか、OSの機能を呼び出すのに使うのは基本Cだと思っていいでしょう。

利害関係のないように見える体験談

[2018/06/22追記] 引用元から名誉毀損と謝罪を求められました。事実確認のため、一旦サスペンドしました。
[2018/07/06追記] サイトにアフィリエイトが明示されたのでリンク削除
内容としては、失敗談を通じた体験談でも、アフィリエイトが付いていて、実際は利害関係があったりするので注意して読んで下さいという意図でのリンク掲示でした。名指しとかでなく、リンクにコメント付けたものです。さすがにアフィリエイトを付けて稼ぐ意志は一切ありません、というのは信じがたいので…対象のブログの作者の言葉がブーメランに感じたので、その言葉をそのまま返した感じだったのですが、逆鱗に触れたようで、表現は少し注意しようと思います。
※ 自分が他者に使った言葉で激怒するというのも不思議な話ではありますが、上手いこと書こうとし過ぎました

正直、ブログを公開してる以上賛否あっても、法的に問題のあるレベル以外で謝罪求めるとかどうかと思いますが…。それが原因で家に苦情の電話が殺到するとか、馬糞とか等身大ガンダム送られたりしたら別ですけど。

DIVE INTO CODEの最新カリキュラムレビューはまた別でやりますが
AIコースのシラバススタンフォードの機械学習コースを比較して妥当だと思う人いますかね?この速度で理解できるなら、TAかRAやって給料もらいながらスタンフォードの大学院で勉強できると思いますよ。英語できれば。

プログラミング教室の生徒を鴨にしてるアフィリエイター

ちなみに、プログラミングスクールの潜在利用者はアフィリエイト業界では「良い鴨」と見なされているようで、資料請求だけで報酬がもらえるようです。また、フリーランスとかやたら進めてる記事がありますが、あれもかなり報酬がもらえるようです。
setsuyaku-info.com

プログラミング教室ランキングとかおすすめ、って記事が書いてあって、そこからその教室へのリンクがあったら、PCならカーソルを合わせるとリンク先が表示されると思います。スマホだと長押しでリンクをコピーとかでメモ帳にでも貼って見てみて下さい。
px.a8.netとかaf.moshimo.comとか付いてたらかなりの確率で偽物の金儲けのために作られた記事です。鴨にしようと書かれた内容です。アフィリエイトの会社は↓を参照で。
hituji-affiliate.com

プログラミング教室やフリーランスは実務未経験ブロガーのアフィリエイトに向かない

別に体験してアフィリエイトのページを書くこと自体は悪いとは言いません。ただし、プログラミング教室やフリーランスの仕事関連は体験して記事を書くのに向いてない。なぜなら、アフィリエイトのために、という時点で対象が違う。プログラミング教室に行く人のほとんどは転職のためだと思います。その時点で、評価すべき対象は人事か現場エンジニアです。卒業しても基礎構文とかフレームワークの基礎や動かし方がわかった程度では自分が即戦力化はわかりません。

要は、アフィリエイトを続けるつもりでちょっと遊びに行ってみる。それは趣味レベルの人です。1月でも10万前後はかかるところが多いわけで、それだけかけたら趣味レベルでも褒めざるを得ません。回収するために。そうなると嘘が出てくる。あくまでアフィリエイトのネタのために、ですから。本気の人の参考になるわけないし、そもそも前項のアフィリエイターが明かしている通り、プログラミング教室やフリーランスを語ってる人間のほとんどが技術に疎いです。それが良いか悪いかなんてわかりません。稼げればいい、というだけの人です。本当にいいと思ったらアフィリエイターなんて辞めてプログラマーになりますよね。人生変わる体験をするなら自信になるでしょう。プログラミングを学んだとかフリーランスやってると言っても、まともにコードを書いてる記事は一つもないですよね。プログラミング教室行ったらコード書きたくなりませんか?こうだと思ったけど、これが正解だった、とか。

ちなみに体験してない体験談で買わせるのは詐欺だと思います。アフィリエイトって稼げる稼げる書いてあるので、仕事辞めて専念するとかいう計画性のない人も多いようで(そして情報商材に流れて借金したり)、日々の生活に必死になる時期が最初にあるようで、嘘や騙すことに鈍感になります。フリーランスで稼いでる、でアフィリエイト付ける人間は間違いなくフリーランス自体で稼ぐのでなくフリーランスを紹介して(サイトで誘導して)稼いでる人でしょう。事実かわかりませんが。フリーランスで技術で稼いでるエンジニアはアフィリエイトなんかより技術を磨いたほうが稼げるのわかってるし、1000万前後収入があると基本的に無駄遣いしなければどんどん貯まっていくので、アフィリエイト記事に時間割くくらいなら好きなことをやったり技術を磨いてQOLを上げようとする人の方が多いです。

そして、それをわかっててアフィリエイトに依頼を出すプログラミング教室も確信犯に近いと思います。

何度も書きますが、プログラミング教室を検討するときはネットの記事だけを見ないで、エンジニアをやってる友人にカリキュラムを見てもらって、現実的か、それで現場で通用するか判断してもらって下さい。講師も妥当か、そして、その講師が本当にいつもそこにいるか(アフィリエイトや公式の体験談で釣ろうとする教室は名前貸ししてる可能性も高い)確認したほうがいいです。エンジニアの友人がいない人は…

コーヒーでも飲みながら30分〜1時間程度のカウンセリングとかあるといいんですかね。無料もしくはワンコインか1000円程度で。稼ぐ目的ではないので。どこかでモクモクやってもいいですね。みんなで集まってプログラミングする、そういう集まりが無料であったりします。初心者向けのそういうのを作るのもいいですね。

僕はプログラミングが好きで天職だと思っています。
こういうことをしてるのは金儲けでなく、プログラミングを通じて不幸になる人を一人でも減らしたい、プログラミングを好きになってくれる人が増えて欲しい。そして、エンジニアの世界的に見て低い日本での地位を上げたい。その辺がここで記事を書くモチベーションです。

[2020/03/14 一部表現を修正しました(雑に書いたままになっていたので)]