渡るネットは嘘ばかり

元文系、米国大学院CS修士号持ちITエンジニア。自称エンジニアが撒き散らすゴミを少しでもキレイにしたい

IT業界を目指す人向けに業界人のコンサルが必要な気がする

ヒカルすこすこされて(ツール作るとか他人の足引っ張り隊本気過ぎ→ヒカルはまがい物の成功者だと思うので擁護しませんが)だいぶ低評価になってるみたいですね。低評価だと単価下がるみたいだけど、どうなるんだろう。そもそもが、高評価だとプレゼントみたいな、サービスによってはBANされる手法Google先生の優しさで見逃してもらってたんだよね。てかさ、英語でGoogleにこのやり方伝えた方がいい気がしてきた。高評価を作為的に作って単価を上げるのは、Googleに対する一種の詐欺なんじゃないかと思うけど。AdSenseのクリック依頼と同じようなもんじゃん。

ちなみに、ヒカルに過剰反応してるように見えるかも知れませんが、当初から胡散臭いネットビジネスに挙げてた情報商材(グレーゾーン詐欺)とバカやって儲けてるYouTuberのダブルなので、ほら、こういう奴ら有名にして稼がせたらろくなことがない、もっと評価されるべき人が評価されて稼げるべき、ということで取り上げました。

もうね、商材とか一度でも販売に手を出した人間は性根のレベルで金に汚くて、簡単に嘘ついて、人を裏切るのは目に見えてるので、信用したらダメです。息吐くように嘘つく人種です。

それで、今回はプログラミング教室のモニター募集で聞いた話で感じたことです。

IT業界に興味があってもどこから手を出していいかわからない

おそらく、これが1番多いでしょう。ちなみに僕は高校時代から独学でHPを作ったりしていて、最初の会社でなんとなく、手作業だった作業が面倒だったので、システム化できないか会社に相談して、自分で担当してシステム化したのがきっかけで、とりあえず、すぐ転職活動をして、当時本当に人不足だったのでシステム会社に転職が決まりました。それで、3ヶ月のJavaの研修を経て、某大手企業のシステムを作ることになるのですが、タイミングが良かったことも、元々趣味でプログラム(マークアップcgiを変更する程度のしょぼいレベルですが)してたこともあり、余り困らずツルッと入ってしまいました。

で、話を戻すと、それで、検索で上位に来たプログラミング教室(ほとんどステマ)の門を叩いて、余り業界経験のない人間に簡単とかどうにかなるとかテキトーなことを言われて受講してしまう人が多い気がします。結果、趣味レベルの技術力で痛い目にあうだけのパターン

現状、ほとんどのプログラミング教室が悪手

何度も言いますが、プログラミングは独学で学ばないほうが良いです。独学だと、その時必要なこと、やりたいことしか学ばないので知識が偏ります。で、Computer Science (以下CS)の全体図も見えないまま、とりあえず、動くものを作れるようになって、人によってはそれでマスターした。と言っちゃったりします。教室で教えるなら最低限CSの学部を出てるのが最低条件だと思います。今、ゲームプログラマを目指してる方に教えていますが、とりあえず、動かせる、程度の方がゲーム系で必要になるCGの知識とか、ゲームAIと機械学習の違いとかDAU10万以上のシステムの負荷分散とか教えられるんですかね?まぁ、その辺希望していたとしても汎用的な土台になる基礎知識教えて、ゲーム系専門とか行ったほうが良い気がします。個人的には全部教えるのは難しいし、専門に行ったほうが良いなら、そう伝えますし、編入すべきなら、それを伝えます。編入なら試験があるでしょうし、専門で途中で詰まる可能性があるし、専門では教えてくれない理論的な部分もあるでしょう。なので、最初に話して、必要な技術や知識を一緒に探りながらカリキュラムを決めてゴールを目指す方針を立てて教えるつもりでやっています。

ほとんどのプログラミング教室がろくでもないのは、誰でもできる、と同じ期間で、しかも独学でしか学んでない人が独学の仕方を教えるというとんでも教室ばかりです。プログラミングは結構才能の部分大きいので、学ぶ速度に差があります。期間で教えたら終わらない人が続出するのは当然。しかも、必要ないcssとか教えてもなぁ。基礎理解したらcssなんて難しくないと思うけど。そこに時間割くならもっとちゃんと基礎やったほうがいい。ぶっちゃけCとかC++フレームワーク作れればRubyなんて簡単なわけですが、Rubyだけやって、そこからCとかC++で同じことやってみよう、ってなると初心者には拷問でしょう。そうなるとRuby使うとこしか選択肢がなくなるし、中で何やってるかわからないからパフォーマンス・チューニングもないし、そもそもRubyは処理速度遅すぎで、ユーザー増えたら使い物にならないという。なので、成功するつもりがあるならRubyだけ、なんてあり得ない選択です。Cookpadさん、どんだけ苦労したと思ってるの。

独学でできるようになりました。って言うとすごいように感じますが、それはほとんどの人が挫折する独学でプログラミングが書けるようになったから、ということなんでしょうね。CS系学部の人間にとってプログラミングは言葉を話すのと同レベルです。動くものが作れないと、そもそも実装系の課題は何一つできないですからね。僕のいた学校のポリシーだと実装系課題はコンパイル通らないと0点です。全員が最低限の課題ができるように教えてるCSで学んだ人とほとんどが挫折する方法をやり抜いた人、どっちがわかりやすく教えられると思いますか?元々CS専攻の人が皆できること。知識ないのに独学で学ぼうとしたからわかんないんでしょ、という話なんですよ。英語を本だけでNativeレベルで使えるようになりたい、って思ったらメチャクチャ大変なのわかるでしょ。それと一緒です。

それ以上に、教室で1ヶ月とか3ヶ月学んだだけの人間がメンターとか名乗って教えてるとか軽いジョークです。大学だと、教授が教えてTA(大概学部4年か大学院生)が質問とか助言しますが、教えるのは基本、専門家である教授です。うちも受講者増えたら手伝いを雇うと思いますが、講師はCS学部卒以上で、卒業生に手伝ってもらうとしてもTA的な部分です。というか、ほとんどのプログラミング教室、オンラインで独学してTAに聞くだけの独学の仕方とヒントをくれる独学教室だからかもだけど…。なら、プログラミングサークルにでも入った方がいいんじゃないの?と思う。

データサイエンスに関する誤解

何人かに将来、AIやデータサイエンスをやりたいという話しを頂いたのですが、正直、大学院で勉強することをお薦めします。その受験や編入のための勉強は喜んで協力します。僕の行ってた大学では機械学習が4年で、それ以降は大学院で学ぶトピックでした。というのは、CSの学部卒業レベルの技術・知識があった上で、数学的な素養もある人が学ぶ専門領域ということです。それでも単位落としてる人が結構な数いました。API叩いても上手く動かないのは、繊細なチューニングが求められる技術だからです。次元削減しないと、データにノイズが多すぎて優位性が見いだせないとか、複雑な事象の分析に選んだ手法が単純な事象向けで使い物にならない、とか。

データサイエンティストはGoogleとか外資で1500万とか1800万とか当たり前なレベルで抱え込まれてます。大半が院でその分野の研究室にいた人です。そういうジャンルだということを理解した上で目指すべきだと思います。

流行りだし興味あると言っても、未経験でプロボクサーとスパーリングしに行くようなものです。幸い、ITの世界は社会人になってから学校に戻ることをマイナスに見ません(僕がそうですが、特に、それがアメリカだと箔になります)。本気でやりたいなら資金を貯めて大学院で学ぶべきです。

経営者がプログラミングを覚えたいなら社員を送るべき

これは個人的な感覚なので、違うと思う人も多いかと思います。経営者もプログラミングをわかってた方がいい、という論調があります。それはわかってた方がいいと思います。ただし、経営者が実務としてプログラミングをする前提で学びに行くのはお薦めしません。元々プログラミングができる人がプログラミングより経営が向いてて、たまに書くのは非常にいいと思いますが。正直な話、締め切り前のプログラマの精神状況は結構大変です。その状態で経営判断を行うのは非常に危険性が高いと思います。また、逆に、自分が実装してると締切に甘くなり、リリースが延期になりやすいでしょう。経営者はこだわって作るのでなく、時間に間に合うよう、何を採用して何を切るかの決断をすべきです。自分で作るとどうしても愛着が湧くので、経営判断とエンジニアリングは分けたほうがリスクが少なくなります

では、どうすべきか。
個人的にはCIO, CTO候補かシステム部門を作って教室に送り込み、参加者が経営者に教える機会を作るのがベストだと思います。学んだことを理解していないと教えるのは難しいです。なので、より集中して学ぼうとすると思いますし、教えることで知識の定着が期待できます。と言っても、自社でシステムを作ろうとした時に、システムを作る人間がプログラミング教室で学んだ人間だけだと心許ないので、結局は経験者を雇うことになると思いますが…

とりあえず、僕の教えるプログラミング教室は「即戦力」趣味プログラマではなく、キャリアパスを考えた上で、その道筋上の現場に出ても通用するプログラマを育てることなので、ちょっとかじってみたい、だとついていくのが大変で方向性が違うかな、と思います。とはいえ、大まかな理解に他の月14万とかかかるプログラミング教室行くのも無駄な出費なので、希望があれば、概念的に教えるコースも作るかも知れませんフレームワーク特化したRuby on Rails学んでも、言語変わった瞬間わけわかんなくなると思いますしね…。経営者に、「で、Rubyで言うとどうなるの?」とか聞かれたら、僕なら、「Rubyは忘れましょう」って言うと思いますw

コンサルとかしたら受けたい人いるのかな

ITに転職したいと思ったら、転職エージェントに行く人も多いでしょう。転職エージェントは転職をゴールに、プログラミング教室は自社のサービスを受けさせるのをゴールに考え、場合によっては担当者のITの実務経験が充分でない場合が多いと思います。プログラミング教室で実務経験足りない人が案内するとか恐怖だけど、代表が学生ノリで始めて一度も就職したことないとかいうとこいっぱいあるもんなぁ。ブログとかアフィリエイトで小遣い程度しか稼げなかった人が、ブログ・アフィリエイトで稼ぐコンサルしてるのと同じ構図だよね。怖い怖い。

その手前の段階で、ITで目指したい人がはじめに行くことろを決めるために助言するコンサルとか、休みの日にコーヒー代とか+1000円とかでやったら需要あるのかな。メッチャ格安だけど、需要あるならやってもいいかな、と。キャリアパス真剣に考えてから行動するのはエンジニアリングの世界で生きてこうと思うなら大事なことです。何度も言うけど、エンジニアリングは積み上げて行く世界。そして、しっかり積み上げれば崩れない技術が身につく。だから、ちゃんと積む道を定めるのは思ってる以上に大事なんですよ。

まぁ、その辺も気が向いたらアンケート取ってみますかね。

ヒカルVALU事件にみるネットビジネス成功者の性根

会社所在地をマンションの隣のコワーキングスペースに移すことにしました。明日の内見次第ですが…。家で働くのはモチベーション的にも難しく、集中できる場所が近くに欲しかったのと、以前、持ち家の中古マンションで登記して、休眠状態になっていた会社を起こして移転しようと考えているからです。登記可能なコワーキングスペースを探していたら家の横にあって、値段的にも妥協できる額でした。希望としては朝晩もう1時間ずつ長くなってくれれば毎日仕事の前後に働けるのですが…。半年後には2,3人社員増やして移転したいけどね。どっかの会社の一角に間借りしたい…。

プログラミング教室に関しては、まず1名開始していて、もう1人今月中に開始予定で、今月末に2期生を募集しようかと思っています。カリキュラムが少しずつできていくので、時期ごとに少しずつ受講料上げて行こうかな、とも考えています。と言っても、来年事業化してもMAXで月10万、5〜10万の間くらいで検討しています。その辺もモニターの方々にアンケートとりながらかな、と。まだ、仕組みやツールも全然整ってないのですけどね。それと、だいぶ背伸びしながら頑張ってもらってます。人って独学だと、簡単なこと、理解できることしかやろうとしないけど、アメリカでの授業では必死についていって70%しか理解できてない状態でなんとか課題をやりきって、次の課題あたりで前回のを完全に理解するというような事がよくありました。なんとかできる、の水準の課題を出し続けるのが1番実力が伸びる、というのが実感です。わからない部分を正しく聞く(なんでも聞く人間は全く伸びません)技術も大事だし。

それと、最初に会った時にコンサルとして話したり、モニター応募のアンケートで読んで思ったことがいっぱいあるので、それは近々書きます。書く書く詐欺の筆不精ですが…。でもね、ITで食っていきたいけど、どうしたら良いかわからない人いっぱいいそうだから、コンサル的なこと、ITとしての道標を作るようなこともしたいな、と思いました。

あと、友人と話してたんですが、プログラマってある程度できると時給が3000〜5000円位になります。それって、キャバクラとかセクキャバと大差ないんじゃないかな、と。なので、夜働ける環境作って(請負とか)、風俗、水商売の代わりにお金に困ってる人がダブルワークできる環境をつくれないかな、と。正直な話、お金のために水商売、風俗やってる子と遊んでも、男は楽しくないですよね。そういう子は別の選択肢を選べたほうがお互い幸せだと思います。それに、エンジニアとして夜技術学べば将来ずっと食いっぱぐれない技術が手に入ります。少なくとも俺は今より収入減ることは想像できないし(土台固めてここまできましたからね)、この仕事は一生楽しんでやれるものだと思ってます。

余談は置いておいて、今回はヒカル事件について。

今回の事件でヒカルを思い出す

今回の失敗だけでヒカルを退場に追い込もうとする人がいると、日本はたった一回の失敗で人を切り捨てるというようなことを言う人が結構いると思います。でもね、彼、1回目じゃないよね、詐欺的な行為するの。なんとなく見覚えあったんですが、自分が最初に会社作った、留学前のノマドブーム辺りの頃に、金髪起業家みたいなキャッチフレーズの胡散臭い若者がいたのを覚えています。実際、その時働いていた会社は年商数十億くらいですが、役員の1人が金髪豚野郎…言い過ぎた…小太りのギンギンに金髪のおっさんでした。ギンなのに金というツッコミは置いといて。おそらく、本人は差別化だったかも知れませんが、別にweb界隈では珍しくもなかったですね。それで、商材売ってたと思います。収入も明らかに偽装が見えて、Y沢系のあかんやつや、って思った記憶が。

商材屋は罪悪感の回路が壊れてる

で、ヒカルが過去にやってた商材屋ですが、インタビューか対談の記事読んだけど、特に罪悪感感じてないですよね、未だに。内容って、ネットで知った知識まとめた程度でしょ?ただ、それを5万で100個売ったら月収500万なので、ノウハウになる。商材の中身は嘘だけど、稼いでるのは事実、無理矢理既成事実を作って、最終的には自分のようにこうやって商材を売れ、という与沢手法ですよね。あと、この人、当時人のメルマガぱくってちょっとだけ編集して自分のメルマガに転用したりしてるよね。これはplagiarism(剽窃)って、一時期小保方さん事件で話題になった、パクリ的な話で、絶対やっちゃいけないことで海外だと、中高とかで習う。大学では検知システムで提出課題チェックしてて見つかると退学になるレベル。中国人がよく捕まってる。最近、ヒカキン肖像権問題で揉めたみたいだし、彼は基本的な社会のルールをわかってないし、それを破っても言い訳して自分を守ろうとする。典型的な、皆守ってないんだから良いでしょ、タイプ。今回も、それで自分は有名人だから見つかって叩かれただけだと本気で思ってるように思える。脳外科で検査したほうがいいんじゃないかと心配になるレベル。

つまり、人を騙して稼ぐのが商材屋の基本です。なので、月収いくらとか、1分間に億とか。日本人はお金に対する教育を全く受けてないので、お金を持ってる、持ってる風の人間を無条件に信じてしまうところがあります。それがMLMとかにはまる原因でもあるよね。実際は借金したり、貯金ゼロまで削って、儲かってるふりをして子ネズミを作って自分のために働かせる、という。

商材屋を始める流れは大半が、外れ商材を掴んで、「騙された。自分も騙して取り返してやる。」と思うか、「こんな内容でも良いなら自分作ってみよう。」というのが大半でしょう。というか、そもそも商材買う人間は情弱なので、弱者を騙して金を奪う、まさにリフォーム詐欺とかみたいな感じですね。まともに人を騙して金を取ることに多少でも罪悪感を感じる人間は絶対に手を出さない商売です。

本当に成功してたらノウハウ売るわけないし、売るやつは成功してない

成功したノウハウって言うのは基本的には差別化というか当たり前だけど気付いてないこととか、考えることを放棄してる人にちゃんと考えさせたりするところなんだと思います。でもさ、商材って形で自分の知識をまとめて紙とかpdfで売るのはバカですよ。だって、ちゃんと作ったとしたら、自分の知識や方法、言ってしまえば優位性を手放してるようなものです。紙もpdfも一回渡したら簡単に複製されるしね。

ならどうするか。コンサルで切り売りでしょうね。文章にまとめると、手元にそれがあればその人必要ないんですが、コンサルだと、その人がいないと始まらない。話した内容だけ渡すから、必要な部分だけでいいし、話した内容も人は忘れる。ほぼ同じ内容で2回のコンサル料が取れることも考えられるわけで。

というか、成功してるのに、パイを分け与えるのは常識的に考えてありえないでしょう。金は流れてますが、多少の増減はあっても流れてる総量はほぼ変わらないので、増え続けることも、いきなり2倍になることも考えづらい。同じノウハウを使う人間がでてきたらパイの奪い合いで自分の取り分が減ります。そこを商材販売で埋める話になるけど、売りまくると買った人間がパイを奪い合うので、買った人間も儲からなくなって、ノウハウ自体が死ぬわけです。そんなことになるなら、最初から、そのやり方でパイを独り占めすればいいっていうのが、ある程度IQの高い人間の考え方だと思います。

だからね、騙す気のない商材屋は小遣い程度しか稼げんだろうね。その状態だと罪悪感が上回って辞めるのが普通。売れる時点で大したことないノウハウだし、本当に価値あるなら書籍化されるから。書籍化されたものはピアレビューと言って、その業界の専門家が内容的に問題ないかチェックするので信頼性も高いです。だから、数万の商材買うなら2000円の書籍買ったほうが確実。でもね、結局、人にノウハウ聞く人はその方法では成功しないと思うよ。

とはいえ、コンサルもコンサルで胡散臭いわけで。
アフィリエイトもブログも商材もダメだった人がセミナーで会った人に紹介されてコンサルはじめて稼げるようになった話を見て、全く成功してない人間が成功するためのコンサルで稼ぐなんて、ネットビジネスって奇っ怪な世界だな、と思ったりしたし。コンサル受けるなら、その人がちゃんとできること、それで稼いでるのを証明してもらわないと、特にネットビジネスでは半分以上が詐欺と思っていい。

結局、性根は騙しても稼いだら勝ち

で、何が言いたいか、と言うと、ヒカルは初犯じゃなく、過去にも騙して稼ぐようなことを日常的にしてたって話。今回のあとの発言を見ても他人を騙して稼ぐことに何一つ罪悪感を感じてないように思えます。

 軽くナルシストなので、炎上で自分褒めちゃってるし。

グレーゾーンで罪に問われないからやってもいいという確信犯を匂わす発言。

 VALUって仕組み上、人に期待して投資するけど、ポケットにお金が入るわけで。普通の人間は何もせずにお金もらうのに怖さを感じるんで優待つけると思います。優待付けずに純粋に応援する人間を買うべき、的なこと言ってたけど、何もしないで応援して(金出して)、とか、完全にヒモか乞食の発想です。

実際の話、商材屋やらない人間は一生やらないし、一度でも商材屋に手を出す人間は将来また人を平気で騙そうとするってことですね。VALUで、投資対象として、YouTuberというのは基本的にありえません。彼らは何か技術や知識を積み重ねたわけじゃない。土台が非常に脆い、いわゆる砂上の楼閣です。YouTubeの広告の仕組みが一定額以上はスポンサーが審査する、等の正常化施策が入るだけで収入は簡単に1/10になるでしょう。というか、企業が価値ないと思ったら一気に0とか、学生のバイトレベルになってもおかしくない。普通は再生数でなく、費用対効果や会社イメージで広告は決めますからね。大半の日本の有名悪ふざけ系YouTuberに広告出て企業イメージ下がる事はあっても上がることはないと思います。投資の観点から言うと、業績であったりチャートのような時間で積み上げてきたものから信用を測って投資判断するのが投資家の基本姿勢で、半分以上はヒカルを応援する支援者だったと思います。それを、自分の勝手な”VALUの本来の姿”を歪めてる小金稼ぎの亡者に鉄槌、みたいな、自分的に面白いのかも知れないけど、社会的に笑えないようなことを他人を騙す、という手法で平気でやっちゃうわけです。半分くらいは含まれてると思われる自分の支援者を平気で裏切ってね。自分は生来の人気者と思ってる口ぶりだしね。

この人は誰のために仕事をしてるのか

YouTuberって、お金入ってきても誰のおかげでどんな経路で入ってきてるか全然意識してないんだろうな、っていうのがよくわかった。見てくれてる視聴者のおかげで、お金を出してくれてる広告主のお金が宣伝ということで入ってくるわけで。

子供にPSとかばらまいて餌付けして再生回数増やしてその分広告費増えるってさ、広告主全く広告効果ないし、利益につながらないと思うよ。物欲しがってる金持ってない子供に何万人も再生させてるわけだし。子供の笑顔がどうとかって擁護してる信者いたけどさ、俺はゲーム機って子供にとって毒だと思ってる。多少なら薬になるけど、やりすぎると廃人になる。道見なよ、口半開きで歩きながらパズルやってる阿呆がいっぱいいるでしょ。今は親が子供に厳しくできないから、渡すと制限できないところが多い。そうすると寝不足で授業受けさえすれば分かる内容もわからなくなって、ついてけなくなって落ちこぼれる。ゲームを子供に配るって、慈善事業でもなんでもないんですよ。

結局、彼は自分が稼ぐために、稼ぎ続けるために仕事してるだけなんだな、と思う。今回の一連とか、ついでに最近のインタビュー見たら、視聴者に全く感謝してないよね。感謝してるふりをして、良い人振る発言もちょいちょい入れてる(弱ってんだろう)けど、性根から本心漏れちゃってる。自分大好きだよね。この人が実際感謝してるのは盲目的な自分の味方だけでしょ。詐欺しても褒めてくれる人だけでしょ。大好きな自分を褒めてくれる人に感謝!そういう人大好き!的な。

ついでだけど、贈与税どうすんの?

やまもといちろうさんが深掘りしてます。

lineblog.me

インサイダーじゃないって認識で確信的に、金儲けをしようとしてる人を、風説を自分で流布して売り抜けてはめようとしたのが、ヒカルの言う仕掛けた「おもしろいこと」なんだろうけど、やまもといちろうさんが国税庁に問い合わせて、贈与扱いだから贈与税発生するって話で。どうなるんだろうね。最終的に今持ってる人のは上場来高値で買い戻し+売り払った時の贈与税って痛い授業料払うことになるのかな。

あと、やまもといちろうさんも触れてるけど、暴落後売った人のフォローがそれだと全くできない。その人達と訴訟沙汰もあるかもね。

Googleさん、国税庁、いい加減YouTuberにメス入れましょ

YouTube運営のGoogle先生でさえ、「好きなことで、生きていく」みたいなキャッチフレーズでYouTuberを押した結果、テロリストに企業広告入れたりしちゃったわけで。Googleさん、いい加減考え直しましょう。再生数1万とかじゃないでしょ。普通に企業が悪ふざけしてる動画に広告入れたいですかね。ヒカキンかも知れんが、コーラにメントス入れてはしゃいでる動画にコカ・コーラのCM入ったらコカ・コーラさんどう思いますかね?コーラは飲むもの、メントスは舐めるものでしょ。金持ちが豪遊してる動画に自社のCM入ったりしたら、速攻止めてもらいたくなりますよね。

なんかさ、企業その人に広告費として10万以上払ってる動画は全部チェックするような仕組みにしないと自動広告は意図しないとこに入っちゃうってのが起きるし、多発してると思う。

それと、国税庁さん、動画に使うから、で経費計上させるの、取り締まりません?それやったら、なんでも買えて税金丸儲けですよ。数億稼いでるんだよ、それで詐欺にも罪悪感ない人間って甘く見る必要ないでしょ。事業としてやってるからOKとしたら、個人事業主は全員事業内容に「動画の作成及び配信」って書いて、欲しい物買う度に「開封の儀」動画公開して経費計上すればいいって話になる。

人ってさ、苦労しながら成功すると、その道の中で助けてくれた人に感謝して、次は自分が助けようって思ったり、人とのつながりの大事さを学ぶから、成功者は人格者が多いんだけど、そういうのなく、悪ふざけしてモニターの前でアップして、自分のファンや応援してくれる人を再生数って数字でしか見れなくなると、金持ちになっても品位って変わらないんだよね。オーラつかないから、日常生活でも見せかけの大物感出そうとして身につけてるものが無駄に派手になる。

現状ネオヒルズのほとんどが追徴課税とかで破産か前科ついてるでしょ。Y沢氏は上手く会社潰しながらも生き延びたみたいだけど。YouTubeはこのままやってったら、広告主もどんどん離れるだろうし、悪ふざけ系YouTuberは数年以内に半分はネオヒルズと変わらない道を歩むと思う。

てか、人気商売なのに、騙しても儲けたら勝ち的なマインドセットが全く変わらないヒカルみたいな人間に稼がせたらダメだと思う。バカなことやって稼いだ奴に憧れて、真似してバカが増えるとか、そんな未来は地獄じゃないか。

モニター募集開始

希望者それなりにいそうなので、モニターの応募フォームを作りました。金曜まで募集して、土日に選考を行い、来週か再来週くらいから始めたいと思います。開始日は応相談です。最初の日にカウンセリングを行い方向性を決めたいです。費用は場所代と、例えばカフェならコーヒー一杯位で。

名前に関してはニックネームでもいいですが、同一人物が2回以上応募したと思われる場合、抽選から除外させて頂きます。また、初回のカウンセリング時に発覚した場合もモニター入れ替えとさせて頂きます。

教室は基本的には週2,3回マンツーマンか2人まで一緒に教えて、教えたことを使った宿題を出しますので期限までに提出する形になります。Slackを使って質問はいつでも受け付ける予定。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月を目安に考えていますが、月2,3人の状態で人が減ったら新しい人を受け入れる感じになると思います。

最初はカリキュラムを作りながらになるので、結構荒いと思います。他の教室でさっぱりだったのに大金取られた、という人も歓迎です。個人的にプログラミングは独学すべきじゃないと思ってます。なぜなら、上手いコードを見る機会がないから。サンプルなんて単純なコードですし。動くだけのプログラムしか書けないプログラマはあっという間に限界が来ます。特にビッグデータの時代では。

ちなみに対象はプログラマなので、webデザインとかの部分はwebを学びたい人も動きを確認する程度で、リッチにしたいならおまかせします。基礎程度は教えます。デバッグに必要なので。途中でもしかしたら、webデザイナーの友人にデザインの提供をお願いするかも知れません。というわけで、1人でサービス全部作りたい人は対象ではありません。基本的にデザインは専門性を伴い、現場ではプログラマがやるものではないし、1人でできるからと甘い気持ちでサービス立ち上げてもたいてい失敗するので、一発逆転の博打みたいに思ってる方はご遠慮下さい。

あと、ブログでレビューしてる教室の方とか関係者から苦情を送られた場合は当ブログ上で公開させて頂きますので、ご了承下さい。

それでは興味ある方は下記からエントリーして下さい。

第一期の募集は打ち切りました。

また、8月末頃2期生を募集します。

 

AIってプログラミングスクールで教えられるの

[2018/06/24追記] 今もアクセス結構ありますが、だいぶ前に書いた記事で、D社のカリキュラムは古いものに対するコメントになっています。また、APIやライブラリの改善でだいぶ簡単に扱えるようになってきました。…とはいえ、損失関数や偏微分を使った損失関数から重みの調整とかは自分で書いたりするので、数学的な部分がわかった方がいいし、誰でも使えるようになった部分を使うのはAIエンジニアでなく、AI技術を扱うソフトウェアエンジニアで、こちらはAI得意の自動化でどんどんすべき処理が減ると思います。AIを扱ってる会社は大学教授が顧問になったりして、最新の英語論文を読んで実装したりが多いので、理系でそこそこのIT経験がない人は採用されない確率が高いです。ちなみに、今、AIエンジニアに転職活動中なので、決まったらもっと情報出せると思います。また、下記の文章も一部時代に合わせて簡単な修正をしています。
---- 追記ここまで -----

ネットはウソばかりは残念ながらスマホの普及で金儲けのために嘘情報を流す人が増えすぎたのが1番の原因だと思ってます。最近Googleでも-a8.net -felmatとかでアフィリエイトを弾いた上で*tech-camp.in*とか*techacademy*とかをブロックするように設定しました。だってさ、webデザイン調べたいのに本職じゃない人がそれっぽく書いてるんですよ。webデザインって現場の最前線では基本美大卒とかがやってますからね。トレンド!とか、お前が見つけたかっこいいサイト紹介してるだけやんけ、的な。

あ、リンクが一つでもa8.netとかfelmatが入ってる人は基本的に体験談風に書いてても大半がウソで金儲け目当てです。これ、何度でも書きます。まじで、このタイプのステマが1番質悪い。基本的に専門家でもないし、目的がアフィリエイトでの体験だったりするので本来のターゲットの目的の達成を目指してない場合も多いです。

この前、飲み屋でIT系フリーランスを語る人がいて、俺もですよ、と言ったら、「何ですか、ライターですか?」とか言われて、完全にメガテンWTFでした。聞いたら、アフィリエイターらしくそれ、ネットビジネスだけどIT系名乗るなよ、と思いました。
どうせwordPressで商材売ったりコンサルしたりでしょ…。

ホント2020年にはアフィリエイターって特化型以外絶滅してると思います。軽く希望です。IT系フリーランスって胡散臭いって言われるようになった最大の原因の人達ですよね。商材屋と2大巨塔。まぁ、アフィリエイターの半分以上商材も手を出してるか。稼いでても大半が騙して誘導ですから。詐欺紙一重ステマだらけ、もう魑魅魍魎の他人騙しても罪悪感感じない、脳みそイカれてる人しかできないと思います。まともな良心持ってる人がまともなやり方したら…時給80円くらいじゃないかな。
見たくない物を見せて間違って誘導して、とか悪徳商法となんら変わらないです。泥舟は早めに沈んで欲しい。

巷では大島さんのFuckだとか須藤さんのDamnとかで騒いでますが伏せ字にするほど汚い言葉かねー。アメリカいた時毎日のように聞いてたし、ルームメイトのCanadian Americanはアメリカ人と話す時は3秒に1度位Fuckin'とかFuckとか言ってたけどなぁ。
例えば、ビリヤードで相手がめちゃくちゃいいショット打ったときとか、Shit!とかFuck!とか言うしね。これは褒め言葉。Damn it!とかやっちゃまった的に使うから須藤さん合ってない?w

【スラング辞典.com】英語slang・ヒップホップHIPHOP・俗語・隠語・最新英語・新語・若者言葉・ギャル語特集

とりあえず、FuckとかDamnとかを伏せ字にする人は英語圏住んだことなくて過剰反応してる恥ずかしい人ですね。他人の不倫に関係ないのにプリプリしてる人と同レベルです。

DIVE INTO CODEの記事がやっぱり1番読まれているようで、AI関連のエントリーです。

AIを学ぶ大変さ

AIコース、満員らしいですね。ちゃんとできるんだろうか…100万近く取って、カリキュラム見た限り、1年じゃ絶対ムリだと思うわけなので、もう一度警鐘鳴らしておきます。満員とか言って理系卒数人しか取ってなかったり。普通にモニターで1年やって1年でいけるって募集したんですかね?勢いとしか思えないです。経験者から言わせてもらうと理系の素養ないと無理。それでもきつい期間。教えてもわからなかったら意味ないですよね…。
ちなみにスタンフォードの大学2年向けの機械学習クラスが↓

CS229: Machine Learning

これを10週でやってって感じですが、とりあえず、これを10週でできるレベルじゃないとあのカリキュラム終わらないというかオンタイムで理解できないと思いますよ…。
スタンフォードレベルじゃない大学だと大抵大学院でやっと扱うトピックスです。
うちの大学は大学院まで取れない科目でしたが、4年間学部で基礎やって、OSの基本的なシステムコールとかわかるし、pythonもCもC++もだいぶ授業で書いて、CGの基礎とかも学んだ人達のスピード感なんですけどね。

1年でAIマスターとか、社員研修に定評のあるシステム大手でも無理じゃないか?Nさんは完全にCSを舐めてるよね。コーディングは一種英作文に繋がる部分あるけど(一方で
プログラミングになるとエンジニアリングです)、AIは完全に統計学辺りをベースにしたScienceなので、文系なら、理系の基礎から学ぶことになります。

教科書的には英語だけど、
機械学習Pattern Recognition and Machine Learning
AI:Artificial Intelligence: A Modern Approach 3'rd edition 

機械学習が7割、AIはほぼ全部が読むべき範囲です。全部でそれぞれ758P、1152Pありますね。日本語だと東大から機械学習の教科書が出てます。

東京大学工学教程 情報工学 機械学習

これが入門編だと思ってくれればOKです。正直なところ英語の方がまだ簡単。東大生って大変だな、と思いました。習ったことはだいたい一緒です。3ヶ月でこの8割くらいやった。

何を学ぶべきか

AIは統計学とか数学が基礎になってる分野で、手法は結構昔に生み出されていたものの演算能力が足りず、実用的でないため一度日陰に追いやられたのが、マシンのスペック向上とビッグデータの時代に復活したものです。統計学とか数学がわかってないとAPI叩いてもチューニングがわかりません。理論を理解するのに手っ取り早い方法は実装することですが、おそらくscikit-learnとかのAPI叩いて終わりなんだろうなぁ。俺はAPIは叩いて自分のプログラムが正しい答えになってるの確認した程度です。scikit-learnとか使うなら、リバースエンジニアリングしないと話になりません。そんなんだから、株価予測に決定木とか使っちゃうんだよ。決定木なんて、独自実装でも1日かからないレベルなわけで、そんな単純な学習アルゴリズムで株価予想できたらコンピューターサイエンティスト皆大金持ちだわ。

軽く掘ってみる

ツッコミどころ満載というか、突っ込みどころしかないAIコースを軽く掘ってみると、まぁ、まず、データサイエンスと数学の順番が違いますよね。データサイエンスでnumpyとか書いてあるのがもう斜め上過ぎます。数値計算の拡張モジュールですよ?データサイエンス入門のムックでも読んだんだろうか。numpyはsklearnとかに使いやすいよう配列を変換したりするのに使うわけで、別にデータサイエンスの項目ではない。
データサイエンスの定義がすでにデータサイエンスに使う数学以下の位置づけしてる時点で嫌な予感しかしないです。機械学習が超ざっくり。細かい技術知らないでしょ。せめて、何個か箇条書きできるレベルにはならないと教えられんくない?機械学習だけでも、パッと思いつくので線形回帰、ロジスティック回帰、SVM、ナイーブベイズ、決定木、ランダムフォレスト、K-means、クラスタリング、次元削減、パーセプトロンEMアルゴリズムニューラルネット、くらいはやって欲しい。ライブラリ叩くだけでなく。エキスパートはAPIを叩く人ではないです。

で、間に合うの、これ?

ちなみに上記の機械学習は3ヶ月の授業で日本の大学の学部をコンピューターサイエンス専攻で4年勉強した友達がガチでやって単位落としてました。機械学習に辿り着くのがおそらく4〜6ヶ月目でしょ。そこから3〜4ヶ月やって…深層学習やって応用プロジェクト?あれ、というか、機械学習からAIの間が応用になってる…。えええ。
N-gramとか自然言語処理のプロジェクトで自分でやってね、的な?これ、純粋なAIの要素、応用プロジェクトにしかない気がするんですが。せめて人工無能くらい教えようよ…。ドコモのAPI叩いて下さいとか言うのか?

あとね、時間配分ぐっちゃぐちゃ。

人工知能概論(技術編)
機械学習
深層学習(DeepLearning)
神経科学脳科学
C++ 基礎
HPC

これを400時間ってギャグやで。機械学習だけで200時間はかかります。CSの素養ある人でね。ちなみに半分以上は読書の時間、1/3は理解の時間、プログラミングは理解したらそこまで難しくない。でも、Pythonの基礎やったばっかの人にC++とかで書かせようとしてるのも危険な香り。俺は他の授業も受けながらだったけど、理論の理解系はReadingの咀嚼に時間がかかるので詰め込んでもだめだし、機械学習が基礎になってる深層学習は並行して進めるのは無理。

本当に怖いと思うのはどこか

ユーザーからのフィードバックを受け更新し続けること、そして最新の技術を取り入れ続けることを行っています。 DIVE INTO CODEが2016年に行ったテキスト改修は、2000回以上になります

独学系プログラミング教室ってテキスト改修回数を誇りたがるわけですが、これほど怖いことはないですよ。2000回も改修するってことは元の精度が酷すぎるって話です。出版物で第2000版とかやばいでしょ。5版位がいいとこじゃない?Peer Reviewって専門家同士で確認しあって内容チェックするとそれくらいに収まるものです。数年に1回、技術的に古くなって新しくなるくらい。2000回とかさ、自分が卒業した1ヶ月後に、コード的によろしくなかったので、とか間違ってたので、とかで100回とか改修されたらたまらないですよね
修正したら、毎度通知くるんだろうか。来ないとダメだし、でも、修正頻繁すぎな気がして仕方ない。コミット数か、これ?TECHうんちゃらも改修数自慢してたけど。ちゃんとした知識がある人が原案作ればそんなしょっちゅう直す必要ないんですよ。

エキスパートAIコースを修了すると、世界に通用するようなハイレベルAIエンジニアになることができます

これ、完全に詐欺になる可能性あります。エキスパートAIコース修了した人に色々質問してみたいなぁ。ちなみにハイレベルAIエンジニアは理論とか基本的に理解してて当たり前ですよ。俺、機械学習でA-取ったので、93%くらいわかってるって話ですが、ハイレベルAIエンジニア名乗れないです。ハイレベルなめんなよ。APIと同じ機能は自分で書いてるのが世界で戦うエンジニアの標準です。APIは使えるけど、理論とかはちょっと、とか言うのは下流のエンジニアです。API使えばできるなんて、普通レベルのエンジニアだったら、Google先生に聞けば誰でもできるやん。どうも、MBAの人らしく、適用事例とか倫理面とかやりたがってる気がしますが、技術だけやっても間に合わない量ですよ。ちなみに最新の論文を実装するって、大学院でやりますが、ガチの人で教授と相談しながら授業と並行してだけど、1ヶ月くらいかけてやりますね。教授レベルで教えられんのだろうか。

DIVEさんのカリキュラム見た限り、「即戦力」も、まぁ、現場で初心者向けの仕事はできるんじゃない?レベルだし。JAROに言ったほうがいいんじゃないか?

AIを導入するのが有効か

AIは旬ですが、使い所を間違えると余計コストが嵩みます。例えば微分は加速度なので、微分して最小値を求めるとかって手法使うわけですが、意味わかんのかな文系で。それとも1年かけてAPIの使い方勉強したりしてwそれ、AI人材ちゃうで。AI人材が足りないのはコード書けても理論わからない人が多すぎて、下手にAIプロジェクト立ち上げると技術的負債作るだけです。Googleでもそんなこと言ってます。

Machine Learning: The High Interest Credit Card of Technical Debt

要はちゃんと理論や原理わかってないやつにやらせても技術的負債になって後で困るだけって話。作った人にしかメンテナンスできないとか、時間かけて作ったものの、根本原理わかってないと使い物にならなかったりするわけです。直すのに倍のコストとかね。
1年前にPythonの基礎もデータ構造とかアルゴリズムも知らなかったド素人がAPIだけ使えるようになりました、で開発したらAIエキスパートどころか、技術的負債の多重債務者を作るだけですよ…。

結論

AIのエキスパートになりたいなら、大学院行くといいですよ。学費も100万払うなら大差ないんじゃないですかね。エキスパートになる実力あるなら、学費免除の待遇くらい行けそうな気がしますが。100万払ってAPI使えるだけの人になるなら、ちゃんとやった方が良いとも思います。ちなみに、技術的負債を1番作るのが理論はわからないけど、API叩ける、って人です。APIは魔法の箱じゃないですからね。特にAIは。育て方次第で簡単にアホに育つのがAIです。ちゃんと理論勉強しましょう。

 

最近の動向

会社で大きな機能開発に結構携わらせて頂いていたのとVRカメラが届いてバタバタしていました。気付いたら、ちょこちょこ訪問者も増えてきてありがたいことなので、なるべく更新できるように頑張ります。DIVE INTO CODEのレビューが1番読まれてるようで。実際のところ、5年の前線での実務経験の後にアメリカの大学院で学んだ人間として、価値ある教室を開催してるところは殆ど無いです。才能ある人は清水亮さんのところがいいと思うけど、彼は才能ある人としか仕事してない気がするので、水準高そう。できない感覚がわかるかが最大の疑問点。なので、自分でプログラミングを教えたいと思ったりするんですよね。だって、俯瞰で見れるだけの経験や知識がある人間が率いてるプログラミング教室ってほとんどないんですよ。情報系にいて学士取ってもCが理解できない、学校でプログラミングは学べないとか言ってるチート大好きなコピペ経営者(プログラミングできないと普通CS系学科は卒業できません)とかMBA持ってるもののCSの教養受けてない人とかね。できないエンジニアにできるエンジニアとして必要な知識や技術がわかると思いますか?向いてない人の気持ちはわかるかも知れないけど、向いてなくてIT業界でプログラマとして生きてくのは地獄ですよ。下手すると会話理解できないですから。一度も成功した企業に雇用されたことのない経営者が即戦力の太鼓判押してるプログラミング教室とかが原因かも知れませんが、向いてないエンジニアは愚痴言いながら300万とか400万辺りで残業で死にかけるのが現実です。技術力で脱落した人達が技術教えてるとかギャグだよね。

ちなみにwebVRでa-frameとか最近いじってるので、その辺とかも触れていこうかな、と。cocos2d-xとかも結構深いとこまで見出してますが、まぁ、そんなに旬でもないだろうからその辺は機会あれば。コードレビューでretain()とかrelease()に突っ込んでくる人がいて、autoreleasePoolとかupdateサイクルに無駄に詳しくなりつつあるw

あと、プログラミング教室というか、自社で雇って育てて業務委託で出して行こうかな、と思ってたりするのですが、プログラミング教育のモニターになってみたい人いたら、☆下さい。多ければ無料モニター募集して、場合によっては会社のメンバーに勧誘します。ポインタとか数学的な理論もわかる、替えの効かない人材に育てたいと思います。自分が文系出身で本場アメリカでコンピューターサイエンスの修士取ったので、苦手なところも結構理解できると思います。

ただ、未経験者にはIQテスト、経験者にはアルゴリズムのテストをさせて頂きます。プログラマは才能でかなり差が出る職業なので、向いてない人には教えません。向いてないのに目指すと不幸になるので…。ただ、社員になったプログラマの皆さんには2000万、3000万稼げる技術コースも用意したいし、大手から声かかれば喜んで送り出します。それはそれで実績になるしね。

業界の現実

経営とプログラミングは別です。金儲けだけしたいなら他の業界行って下さい。エンジニアリングは時間のかかるものです。基礎から技術を積み上げる世界です。プログラミング教室出て一攫千金なんてありえません。最初に仕事の額が高くても実力が知れたらドンドン単金下がって仕事につけなくなるでしょう。短期間でweb業界で一旗揚げたいなら、できるエンジニアを見つけて、いい企画をプレゼンして手を組むのが1番だと思います。3ヶ月の経験のエンジニアに10万DAUとか捌けるわけない。規模が変わると同じ動きしないのがプログラムです。もしくは人に言うのが恥ずかしい領域のニッチな業界狙うかですね。俺は絶対嫌だけど。これ多分売れるから自分もサービス作れる技術を学んで金をかけずに金を稼ぎたい、とか思ってる人は一度企画系のコンテスト出てみるか、外資系でも就職して現実見て下さい。いきなり起業とか、見積もり無理だし、規模感わからないでしょう。金かけずに、とか思ってる人は大抵覚悟が足りないので、自己満足なサービス作って誰も利用しないで終わります。普通に就職して感覚磨いたほうがいいです。バイトでもインターンでもいいから肌感身につくまでは雇われたほうがいい。

 プログラミングとマネージメント

お世話になってる会社で、給与交渉した時に、この水準まで上げるならマネージメントをしてもらう、みたいなこと言われたんですが、実際のところ、適正として、マネージメントとプログラミングは全く別物です。マネージャを調整能力、コミュニケーションやメンバの適性の理解が必要ですが、プログラマアルゴリズムを瞬時に考え出す数学的な頭の回転とそれを実現するデジタルな知識が必要です。プログラマは現場の効率を激的に上げることができますが、マネージャは全メンバが能力を出し切るための交通整備というか、潤滑油になるのが仕事です。要はメンバの能力次第では大した効率の向上にはならない可能性もあります。なので、優秀なプログラマにマネージメントをやらせるほどバカな話はなくて、それは生産性を下げながらマネージメントすることになります。とはいえ、全体のプログラムを見る能力はあると思うので、プロジェクトを細分化して責任者として据えるなら全然ありだと思います。共通部分作って案件全体のコードレビューするような方向で。

そういう状況で、正直、今の会社にお世話になってるのものの、会社を本格的に動き出させたい現状としては、プログラマを軽視するなら、そこにこだわることはないかな、と。最初約束した期間はフルコミットしますが、そこから徐々にフェードアウトしようと思ってるのが現状です。海外では本当に優秀なプログラマは8000万とか1億で抱えられるけど、マネージャは2000万がいいとこなのが現実なんですよ。

次にやりたいこと

たまに書いてた気がしますが、IT教育とVRに全力を向けたいです。自分の基本的なスタンスとしてはITの技術を通して世界を面白くしたい。VRはまさに世界を変える技術です。今後3〜5年はVR、AR,そしてMRが台頭して、世界を覆う時代だと思ってる。その中で、人を使えるのはVRだと思います。なので、VR映像メディアやwebVRによる、ネットのVR化にメインで携わっていきたいと思います。元々、大学院ではOpenGLとかwebGLレイトレーシングフォトンマッピングやジオメトリモデリングをメインに勉強したので、この分野には強いです。GPUプログラミングとかも受けたしね。日本は技術力では先進国で劣ってるもののコンテンツ力では世界トップレベルだと思ってるので、技術を伴ったエンターテインメントを提供できる会社を作っていきたいと思ってます。なので、会社で働きたい未経験やちゃんと基礎を学んでないけどセンスはある人にはCGの基礎とか教えたい。面白いことに、回転一つをとっても四元数という、要は虚数を使った計算が必要で、それをしないと画像が歪んだりします。他にもフィルタリングで境界線を見つけるラプラスフィルタとか、コンピュータグラフィックスを学ぶということは世界を知ることだと思ってます。大学院でmajor professorにはShaderの授業で虹の仕組みとその実装を教わりました。CDの七色の光とかオイルの反射とかも。ホント、CGは面白いです。

軽くプログラマ希望を募ってみる

というわけで、一緒に業界を盛り上げていける人を募集しています。☆5個付いたらモニター10人募集で連絡先公開、☆10個付いたら、slack開設します。ぜひ反応を返して下さい。ただ、ネットには目があっただけで殴りかかってくる気の狂った人も存在しています。先日twitterでフォローしてた人が、フォローされただけで、その人のフォローしてるリストを晒してキモいだの攻撃してた女子がいてネット怖いなーと思ってそっとフォロー解除した一件がありました。スマホに未来を感じたのが7年前。中学卒業頃に親にPCを与えられてネットに繋いだ時の興奮をまた味わった。そして普及した結果、気の狂ったリテラシーのない人もネット民となる時代がきてしまいました。なので、コメント欄は解放する気はないです。無駄な負担になるので。ちなみに優先するのは①若手(25歳以下で基礎のある技術者を育てたい)②女子(比率を上げたい→花形職種にするためにも&可愛い子が若い内にヤンキー系と繋がりを持って頭脳労働ルートから外れやすいので)で、理系のセンスがある人がメインです。理系学んでなくても謎解きが得意な人とか大歓迎です。アルゴリズムって規則性や法則性を見出して公式化する作業で、それはIQテストと共通するので、そういうセンスの有る人ほどプログラマは向いてます。なので、勉強得意よりなぞなぞ得意の方が向いてるかも。

おまけ

最近、飲んでるエリアに芸能関係の人が多く、芸能関係と組んで仕事することになりそうな感じです。その辺興味ある技術系の人も、一緒に世の中盛り上げていきましょう!

YouTuberを目指す頭お花畑の子供たち

今日からやっと仕事ができます。嬉しい!ワーカホリックのマサです。仕事してないと毎日に張りがないです。ブロガーとかマジでメンタル半端ないわ。毎日2,3個大した興味もなく記事を上げてるんでしょ?2,3個も本当に興味あって書きたいことあったら他の職業についてる気がします。そういう人は普通に記者やった方が楽しいし、楽な気はしますけどね。肉体的にはきつそうな職業ですが。

YouTuber目指しちゃう中学生

なんとなく信憑性の怪しいこんな記事が一時期はやりましたね。

www.itmedia.co.jp

1位がITエンジニアなのにも嘘くさいんですが、男子3位のYouTuberには唖然です。YouTuberって広告費もらえるようになったフリーターみたいなもんですよね…。実際、ほとんどが数万程度の収入で1%位の人が異常に稼いでる世界だと思います。中学生には金の流れは見えないと思うけど。これ、煽ってたのがGoogleだったりするからなぁ。でも、1位2位はPC/ゲーム関係で、これの意味することって中学生時点でスマホ依存してる子供がこんなにいるってことだよね。怖いわ。中毒状態でスマホしか見えないからスマホ関連のことを将来で言っちゃう視野狭窄であり、思考停止だと思う。スマホに依存すると考えることを止めて検索するように、覚えることを止めて保存したり都度検索するようになるから、オフラインで何もできない、考えられない人間を作るんですよね。脳内では使うシナプスほど強化され、使わないシナプスは削除するので、どんどん思考能力が落ちるわけです。まぁ、本気で目指してくれるならいいけど、今の中学生が社会に出る頃ゲーム市場飽和状態で儲からなくなってそう。あと、何回も書くけどプログラミングは6割の人が向いてないからね。子供の頃からスマホ持たせてもコンピュータ使うのに慣れるだけで作る側の素質はあまり磨かれないと思います。素質ある人間が慣れれば最初楽になるので4割には効果的かもだけど。残り6割は英才教育というより、中毒化し易い年齢に渡すと検索の上手い考えられない子供になるだけだと思います。
個人的な感覚として、既存のネット広告は限界が来ていて、残念ながらYouTuberはこれから減っていくと思います。

YouTubeの広告費の問題

そんなYouTubeですが、こんなニュースがありましたね。

headlines.yahoo.co.jp

YouTubeの問題はYouTuberに対して企業がスポンサーと付くのでなく、YouTubeが自動で(AIで動画に含まれてるのと似た種類のジャンルの出してたかも知れないけど、その辺は知らない)広告を入れてたことですよね。そして、好ましくない動画にスポンサーのように広告を入れられることが原因で企業イメージを損なうのが問題になりました。当然です。広告費払ってイメージダウンとか目も当てられません。そうなると撤退するのは当たり前です。広告ってそれを見た人にいいイメージを与えて、購買意欲を煽るのが目的です。制作側もスポンサーの価値になるものを作るのが従来型でしたが、YouTuberは再生数が目的でスポンサーの価値とか考えてないと思います。スポンサーと対面してないしね。

過激主義の動画だけで済むのか

個人的には、バカなことをやって笑いを取るような、もしくは炎上商法的な新興YouTuberの手法も近い内に「質の低いコンテンツ」としてパートナー除外の基準になると思います。自分が広告主だとして、キチガイじみた企画で見られてる動画に広告出して欲しいですかね?違うでしょ。以前、Twitterでアホなことをして炎上してアカウント削除とかよくありましたけど(今もあるんだろうけど)、その一歩手前のレベルとか結構多いと思います。同じく、ドラマを録画して出してたり、例えば香川のスーパーゴールが出た日にその静止画に文字つけただけのを出してた劣化トレンドブログ的手法もコピーライトの問題で弾かれますね。これは既に弾かれてるかも。これが本当にゴミでしかなくて、金目的で始めた人間が増えると市場が破壊されるいい見本です。誰も見たくないものを金のためだけに上げる人達という。

結局、何かを持っていない人しか残らない

ヒカキンって有名なYouTuberは元はボイパのすごい人だったわけで、そういうのが残ると思います。後は、やっぱVRは熱いな、と思ってるので、自社のサービス以外でも、旅行のときとかに撮った動画を上げてみようかな、と思ってます。追体験ってやつですね。色んな人が本当に見たい、見て価値のあるものに広告が付く、そういう時代になっていくと思います。元々それが本質ですから。

従来の広告が受け入れられなくなっている

そもそもの問題はネット広告のあり方です。PVで広告が勝手に邪魔にならない程度に掲載されてコンテンツ提供者が儲かる。いわゆるフリーの仕組みはなんて素晴らしいんだ、と最初は思いましたが、まず始まったのは広告の劣化。エロ漫画の広告が大量に入ったり(時にはBLのとかだらけになる時も←全く興味ないですよ)、普通のサイトなのに会社で開いたらガチでヤバイ感じの時も。こういうのって広告嫌だな、のきっかけになると思います。そして、動画広告が登場して、動画を見てる時にページの別の所で動画が再生されて気が散ったり、フルスクリーンで見てるのに他から広告の声が聞こえてきたり。で、Adblockが登場したのは当然の成行でしょう。広告スキップの流れっていうのはHDDレコーダーとかデジタル録画の仕組みが出てから普通になっています。広告が嫌だから、と録画してから広告スキップして見る人すらいます。デジタルじゃない頃も広告スキップ録画機能のあるレコーダーありましたけどね。
つまり、差し込む型の広告に限界が来てるんでしょうね。特に、同時にタブを複数開いて見れるネットで、動画にテレビのように差し込みでCMを入れても、CM中は他のページ見られるだけで効果薄いし、あまりに同じ広告が入ったら、邪魔されてる感じでその会社嫌いになることもあると思います。

個人的な今後の予想とやりたいこと

YouTuberの広告収入はこれからも減るでしょう。一部の特化型に関してはスポンサーがちゃんと付いて変わらないか増えるだろうけど。また、個人的に事業で現状やりたいことが3つあって、1つはちゃんと学問としてプログラミングやデザインを学んだ人間によるプログラミング・デザイン教室。2つ目はVR動画配信サイト。で、最後が広告革命です。最後のが1番大きいですね。色々業界巻き込まなきゃだし。まぁ、楽しくやっていきますよ。最初の2つで事業規模がある程度大きくなってこないと難しいかな、というのと、VR動画配信サイトで広告の実験ができるので、少しずつ新しい形を広げていければと思います。

abemaTV亀田の変から見る1人起業すべきでない理由

東京生まれで、他にアメリカとシンガポールしか住んだことないので東京で消耗する理由がわからないエンジニアのマサです。遊ぶ場所なくて、金もかからないけど稼げないとこに住むほうが消耗しますよ、俺?しかし、今年のGWは暇でした。実家で親父の遺品のEOS 5D貰ってきたくらい。あと、プログラミング講座的なのはnoteでやるかもです。というか、VR動画配信サイト作りで微妙に忙しい(精神的に)。

というわけで今日は簡潔に。

ヒットしたサービスのサーバーには負荷がかかる

さて亀田選手の1000万を賭けたスパーリングでabemaTVのサーバーが落ちました。原因不明のDB負荷が原因だそうです。すごく雑に言うと、大抵、負荷で死ぬ時はCPUとかメモリ振り切ったりで、その際通信とかDB辺りで遅延で詰まる感じですよね。nginxとかwebサーバのログとかどこまで出力されてるかである程度当たりは付くと思いますが(スロークエリとかも見るかな)、プログラミング教室1ヶ月で起業した天才のプログラマ兼起業家の御仁はその辺捌けるんでしょうかね。ちなみに、俺は、最近開発中心で運用はやってないですが、ある程度はわかります。というか、当然、リリース前の負荷テストとか教わりますよね?デバッグとかテストあんまり教えてなさそうな印象。railsもテストケースコードで書くのあるみたいね。Javaとかでも単体でやったりするけど、最近システム系以外ではそういうコード書くテストはやってない印象。実際はテストとかデバッグで使う時間って半分近い気がしないでもない。個人的には速攻で組んでテストガッツリやってデバッグする人なので。

負荷対策とかスケーリングわかるの?1ヶ月とか3ヶ月で?

これ、最大の疑問です。1ヶ月でサービス作れるようになるとか言って、大学行くより起業の子をピックアップしてたT社ですが、テストデータ出ちゃってたし、IPで弾いたり、ロードバランサ使ったりしてないよね?というか、知ってんのか、その辺の仕組み。AWSとか無駄に教えてるから(railsの構築が楽だからくさいけど)、多少は分かるのかな、と思うけど、なんとなくインスタンスの作り方とかデプロイの仕方とか程度でスケーリングって観点は教えてなさそうな気がする。というか、講師たち、スケーリング必要なレベルのシステムを構築したことない気がする。

その宝くじ当たったら換金できないよ

要は、負荷対策わかってない人が1人でサービス作って起業してウハウハしてやるぜ!と思っても、ヒットしてしまったらサーバーダウンして何していいかわかんなくて終了するわけですよね。ろくでもない講師の作ったプログラミング教室行って、とりあえず動くwebサービスの作り方を知って、モックに投資して、webサービスって宝くじ買っても、当たってしまったら続けられなくなるわけですよね…。結局、君は何がしたいのかね?起業ごっこ?

楽すること、金稼ぐことだけ考えても無理

たまにいますが、それでも成功する人。めちゃめちゃ金に貪欲な人ですが、そういう人は結構、人に言うのが恥ずかしい系のサービス(風俗情報系とか)を1人で構築してニッチに稼いでる系が多いイメージ。俺は人に言えない成功はしたくないなぁ。大抵、儲かりそう、とかってスタート地点から始めたサービスって既出でシェアほぼ固定されてるか、誰も必要としなかったりしますよね。ホントに当たりのブルーオーシャンを発見しても技術ないと技術ある企業が進出してきてあっという間に食われるという。食われ方がバイアウトなら大成功だけど、特許とか取らず、ちっちゃいパイにしがみついて一緒に腐って退場とかありえますよね…。

結局のところ、1人で全部やるって発想を捨てましょう

全体的に繰り返しになってる気もしますが、本当に良いサービス発想できるならエンジニアを雇いましょう。志を共にできる人を見つけて口説き落としましょう。それができない人間が、何十,何百万人に説得力のあるサービスつくれるわけないじゃん。そのサービスの良さが伝えられるわけ無いじゃん、というわけです。投資家を説得して、資金を得るなり、ビジネスコンテストで頑張ってみるなり、特に未経験で起業とかしたいなら、ビジネスを知ってる人にお墨付きをもらってアドバイスを貰いながらやるべきです。リスク取らない自分の時間と労力だけがリスクとかでやると、たいてい自己満足のモック作りで終わるわけですよね。
エンジニアとして生きていきたいなら、コツコツ経験積みながらデキる人のコード読んで、プログラミングコンテスト参加して、データ構造とかアルゴリズムとか知るべき知識を付けて、とやって行くべきです。別にエンジニアサービスの企画する必要ないから。企画に対してより良くする案出すのは歓迎されるけど、サービス企画したりしたら、エンジニアから職種変わると思うwエンジニアで、IT土方で重労働は嫌、とかさ、プログラミング教室行く人が言ってたりするけど、君、初心者何でしょ?文系なんでしょ?なんで、知らないエンジニアの世界で下積みもないのにより好みできるの?より好みしたいなら、せめて専門でも行ってみれば?と思います。何故、努力せずに選ぶ側になれると思ってるのか。たった1ヶ月、教室で監視の中で独学しただけで、火の吹いたプロジェクトでヒーヒー言いながらブラック企業とはいえ必死にコードを書いてる人間より上からスタートできると思ってるのか。上がれる自信あるなら下からでも上がれるよ。俺、最初未経験でIT土方の業界の孫請けだし。

おまけ:商材屋のWordPressコンサルに簡単なツッコミ

あと、おまけですが、なんか、ブログとかアフィリエイトのページ作成コンサル的なのでWordPressを教える、とか言ってる、主に商材屋の人達いますけど、なんなんですかね。プロとしてはWordPressってできることなら避けたいので、かなりの確率で独学とか独学の人から習った、ちゃんとしたサイト作ったことない、金儲け目当てだけの半分詐欺サイトを作ってる人達なので気をつけて下さい。WordPressって無料なのがメリットかもしれないけど、それが最大のデメリットなんですよね。プラグインとかいっぱいあっても、基本、無料のだと責任感ないわけで、中で叩いてるAPIの仕様が変わってもしばらく対応してくれなくてバグる、とか、そもそもプラグインに難読化したウイルス仕込まれてたとかよくある話ですよ。ウイルス撒く側としては多くの人間が使ってるソフトに紐付けてばら撒くのが1番楽だからね。この前も、自社では絶対WordPress使わない会社が依頼した下請けが使ったプラグインにウイルス仕込まれてて危険サイト扱いされた、という事件がありました。避けられるなら使用を避けたい、それがプロのWordPressに対する態度だと思います。使わんでも作れるし!SEO対策のプラグインが目的かも知れんが、それが原因でGoogleが弾いた時、phpとかjsとかわかんない人が対応できんのかな、という話。まぁ、誰かにお金払ってコンサルとか教室受ける場合、その人が教えるに値する証明(CS卒のdiplomaとか資格の証明書とか)求めた方が懸命だと思います。受験勉強はしたことあるけど、どこ受からなかった、って人の主催する進学塾なんて誰も行きたくないでしょ。そういうことなんです。情報をちゃんと見る目を!

それでは、GW明けも夏に向かって楽しくテクノロジーと遊んでいきましょう!