渡るネットは嘘ばかり

元文系、米国大学院CS修士号持ちITエンジニア。自称エンジニアが撒き散らすゴミを少しでもキレイにしたい

新型コロナという別の世界線のお話

お久しぶりです。もやもやする日々が続く中、筆無精なのもあり、同棲しだしたこともあり、完全に放置してます。気付いたら少しずつ読者登録してくれている人も増えて、何か書きたいと思って、業務でRailsを自分で動かしたりもしだして、その辺の話(Ruby+Railsだけだと個人的にはほぼツールに感じてしまい、Railsだけ書き続けるとツールの使い方の上手い初心者から先に進めないかも知れない的なもの)書こうかと思ったりもして下書きがあったりもしますが、ちょっと、COVID-19対策が国も自治体も意味不明になってきて、そもそも対策いるの、というのも含め、雑記として書こうかと。

テレビや雑誌、いわゆるマスゴミが重要な点を隠したまま煽って、芸能人が乗っかって、知事や首相まで見てみぬふりしてるように見え、個人的に騒動が起きること自体別の世界線を見てる感覚です。とはいえ、感染症の専門家ではないので、ただのエンジニアの戯言と思ってもらえれば。多分、小林よしのり先生や中川淳一郎さんと近い感じに見えてるのではないかと。

それだけじゃ、あれなので、同時にエンジニアとして読んでおいて欲しいという本のリストも別記事で上げるので特に初学者の方はご参考にして頂ければ、です。

[2021/05/05] 肺炎とマスクを修正
[2021/05/19] 東京の陽性者数の最多の記憶が間違っていたので修正


まず、皆さんご存知かと思いますが、東京都は緊急事態宣言の基準を満たさずに要請をして、現在緊急事態宣言下となっています。この状態での休業要請や要請無視での罰金は違法として訴えたらいいと思います。

変異株の"若い世代"は若者ではない

わざとやってんだろうな、という話なんですが、変異株で重症になる若い世代ってどの位の世代だと思いますか?普通の感覚だと10〜20代辺りを指すと感じます。しかし、4/21付の東京都の最新のモニタリング項目の分析・総括コメントについて 東京都福祉保健局を見ると・・・。

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変異株によって、40 代から 60 代など、従来株よりも若い世代における重症化リスクが高まる・・・全然若くないのでは。
つまり小池さんは「変異株によって、(40 代から 60 代など、従来株よりも)若い世代における重症化リスクが高まるという話もありますし」みたいなことを言ってるわけです。脅さないと出かけるから。

元pdfはコチラ:(7)重症患者数の専門家によるコメント(PDF:867KB)

5/3時点の重症者は20代1名、30代3名、40代6名、50代13名、60代21名、70代10名、80代9名ですね。若年層も重症化すると言っていますが、20〜30代で片手で数えられる程度です。ほとんどいない患者を強調してるテレビの怖さを感じます。

死者はほとんど70代以上

最近は変異株で若者も危ない、と脅しているが、実際のところ・・・。
新型コロナウイルス感染症による死亡症例のまとめ【~R3.3.31】(PDF:2,182KB)によると。
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11〜3月の5ヶ月の死亡者の平均年齢82.2歳。ちなみに少し多めの男性の平均寿命は81.41歳です。コロナでの死亡者の方が平均より生きてます。

コロナ前の2019年の人口動態統計を見ると80〜85歳の人達は肺炎で15,935人、老衰で9,909人亡くなってる。70代以降は肺炎が死因のトップ4に入っていて、85〜90歳では天寿を全うした人(老衰)が25,074人もいる。

要するに、元々肺炎で亡くなりやすい人達がコロナが原因の肺炎(もしくはかかった状態で別の死因)で亡くなったという話に見える。

コロナの最初のタイミングで弱っていた人が一気に亡くなったようで、死亡割合がすごいけど、そこから一気に下がってる。最初のインパクトを引きずって今も舵取りを誤っている印象があります。

あと、この資料で見て欲しいのは院内・施設内感染による死亡者の割合ですね。施設とは高齢者施設です。後でも触れますが、ここの割合はいくら僕ら一般人がステイホームしようが減らせない死亡者の数です。

若い世代はと言うと、直近5ヶ月でも
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20代以下はゼロで30代も3/16,245=0.0018%である。変異株は3月にはきてて、検査数の問題で東京は少なかったけど、それなりの割合いたのでは?

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そして基礎疾患の人の割合は相変わらず高い。

5月3日現在、死亡日が4月の東京の死者は40代1名、50代4名、60代9名、70代25名、80代34名、90代17名です。死者数の発表で過去最多とか報じられたりしますが、結構報告のズレが酷くて、4/25発表分に12月の死亡者が含まれてたりします。


半数近くが院内感染

なんか、陽性者の中で飲食店が一番多い、ということで、飲食店を重点的に対策がされて飲食店が潰れろ、と言われてるレベルのダメージを受けているのですが、実際のところ、死者の感染源としての飲食店はかなり限定的です。そもそも、COVID-19は風邪のウイルスが変異したものなのですが、特に冬に風邪をゼロにするとか無理じゃないですかね。季節の変わり目も気圧や変化に敏感な人にはきついはず。陽性者ゼロを目指して経済に制限をかけるのは社会のバランスとして気が狂ってるとしか思えない。現実的な話として、死者をできる限り減らしながら経済を、社会を回すことでしょう。陽性者が飲食店で多くても、そこをメインに減らしても死者は大して減らない。飲食店の陽性者を1割にしても死者は数人しか減らない程度の効果なわけで、なんのために自粛させられてるのか。なんのために飲食店が潰れてるのか、正直意味不明です。

小池さんは検証させるけど、結果は無視してるんですかね。

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5.2%の死亡率の時に半分以上が院内・施設内感染だったのに、小池さんは

皆さんの協力によって、感染者数は劇的に減少したことを思い出してほしい

とか呼びかけてる。「命を守る」と言いながら、陽性者というわかりやすいけど、あまり意味のない指標を大事にしたいようです。
死者数 >>> 重症者数 >> 陽性者数
ではないのでしょうか。

現在も半数以上が院内・施設内感染で特にこの5ヶ月は高齢者施設での割合が4割超です(前述死亡症例まとめより)。
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こういう報告が上がってる中でも"陽性者"の感染源の飲食店に対し、潰れてくれ、というような政策を取っている。当然東京都の報告なので、小池さんが知らないわけがない。元々大人数が肺炎でなくなっていた年代の人達がコロナの肺炎で亡くなっている状況で「命を守るため」との大義名分で、票田たる高齢者を守るフリをして、死者と関係のない、不安だけの原因である陽性者数を減らすコロナに2兆とかばらまいてるわけです。正気とはとても思えない。

何か、SNSとかの見過ぎなのか、目的を見失ってる気がします。死者は重症者の発生後に起きる、重症者は陽性者から進行する。それは確かですが、データを見る限り、重症に進む可能性の極めて低い陽性者、特に無症状のまま終わる陽性者(偽陽性含む)を減らすことに何の意味があるのでしょうか。

当然ですが、高齢者施設や病院ではスタッフは一般人よりはるかに正しく、入居者も普通にマスクを付けて生活してるはずですが、それでも感染して亡くなっているのが現実です。

軌道修正の効かないマスク信仰

ここでも何度か書いてるけど、僕はマスクの効果を信用していません。飛沫感染の一番の対策は距離を取ることで、マスクはそれができない場合の効果の弱い手段です。日本では優先順位が全く意識されてない印象。確かに大きな飛沫が飛び散るのは防げるでしょう。しかし、それが感染リスクを劇的に下げるかと言うと別の話だと思う。飛沫感染で言うとちゃんと付けずに話して横から漏れたりした場合、例えば会議で横に人がいる状態で前を向いて話した場合、横の人はそれなりに飛沫を受ける可能性があると思う。それ以前に、マスクはほとんど喋るのもツライ、咳やくしゃみが出る、と言った有症状者が使う前提だと思うので、長く話すのには向いていないと思います。聞き取りづらくなるので必然的に声が大きくなるから、何回か発声したらマスクが浮いてきて、そこからはひたすら横に息漏れるような。また、口を動かすとずれるので頻繁に位置を直さないといけない。直す時にたいていウイルスが付いているであろうマスクを触ってる。また、位置がずれてるということは偏った方向に息が漏れてるということです。

そして、人類はマスクを付けるように進化してない。2重マスクとかで不織布完璧状態で活動するって、軽いプロアスリートの心肺機能向上トレーニング並みです。高地トレーニングみたいなものです。不自然な行為なので頭痛が出たり、マスクネなんて肌荒れが出たりする。今の子供とか親が神経質で常にマスクでそこら中でアルコール消毒とかしてると、人間に害のないウイルスや細菌への耐性や免疫もできず、将来アレルギーとか病気に弱くなるのが目に見えてます。

距離を取る代わりにマスク

日本の感染がズルズル続いてる一因にはマスク信仰があると思っていて、本来、飛沫感染の対策には距離を取ることが上げられると思います。マスクが品薄だった頃は結構ちゃんと距離を取って、感染も減ってたけど、マスクの供給が戻ったら、ほとんどの人が、距離を取る"代わり"としてマスクを付けて、マスクを付けてれば近づいてもいいでしょ、という感じになっている。専門家やテレビもマスクを第一に取り上げ、マスクだけして思考停止に陥り周りを見もしない人すらいる。しかし、供給が戻っても布やウレタンなので、かなり漏れた状態で接近してて、効果なんてかなり限定的。布マスクで空間あるのに肩が掠るような距離感ですれ違ったり並行する人を見ると、マスクない頃にビビって距離取ってた時期の方が感染少なかったのも当たり前に思えます。

しかも、完全に思考停止しているので、距離を取って飛沫の届かないところにいる人にまでマスクを求める人まで現れる。優先順位が完全に壊れてる。

不織布じゃないとダメ

結果として、感染者少ない時にマスクして日本のマスク文化すごい!と自画自賛してたわけですが、マスクに日本人が期待しているほどの効果があったら、第3波や第4波なんてこなかったのでは。9割方マスクして(屋外ですら)、マスクは効くはずだから、で冬に効果出れば再生産数変わらなかったかと。普通に季節性インフルエンザと同じく風邪の流行る時期に感染拡大して、それでも信心深く、布マスクやウレタンが悪いんだ(夏〜秋はそれで効いてる気になってたのに)とか言い出してみて、マスクを推奨してた知事も布マスクから不織布に変えたりしても感染拡大は止まらなかった。

冬は気温が下がって、気圧が下がる。そうすると飽和水蒸気量の問題で飛沫が蒸発しにくくなるので、水分が抜けにく(感染力が時間で落ちにく)くなる。

とはいえ、大きい飛沫、感染に繋がる飛沫がマスクで防げているなら冬とか関係なしに抑えられるのではないのでしょうか?そういう事実を見ると、マスクから抜ける大きさので感染してるのでは?と感じる。飛沫が漂いやすいのも、鼻や喉の温度が下がり乾燥しやすくなって免疫が落ちるのもマスクで防げるなら、秋とほとんど変わらないレベルになるはず、なのでは。

と言っても、布やウレタンは結構漏れるので、それで「マスクしてるから」とよく知らない人間と近い距離で話してたら感染しても仕方ない気はしますが。布やウレタンは一種のソーシャルマスク(効果を期待するより批判を逃れるためのもの)なんだから、距離取れよ、という感じです。

2重マスク

今度は2重マスクとか。「2重マスクで花粉症がかなり違うから効くのは実証済み」とかSNSで出回ったりしてるの見たけど、花粉は30〜40μmで、マスクの網目より大きいので効果出て当たり前です。2重マスクも科学的に考えるのが苦手な日本人は2枚マスクすれば何でもいいと思ってるみたいですが、結局不織布の効果を最大限に発揮するための方法ですよね。なので、不織布の上から顔に密着する布マスクとかを付けないと意味ないです。某オリンピックの責任者とか外に不織布してるけど、布を通った飛沫が不織布に当たって全部横から漏れるだけでしょ。布マスクで空間作ってるので、不織布1枚より効果ない気が。


富岳なので当てにならないけど、タイトに付けた1枚の不織布と変わらない、つまり、2重マスクは不織布の隙間を減らして効果を最大化するだけです。
不織布2枚とか最悪ですね。マスクを通る空気にフィルターかけるのに空気通りにくくなりすぎてほぼ全て横とか上から漏れるという。1枚の方がマシ。

マスク飲食

そして最近はマスクは絶対効くんだという前提から、飲食店でも飲み食いしていない時はマスクをすれば感染しない、みたいな雑な妄想の政策まで出てくる始末。マスクの表面を触ると接触感染の可能性も上がる。マスク会食なんて最悪でしょう。マスクで聞こえにくいから大きい声を出して、表面に付いたウイルス(以前の記事の引用でウイルスはマスクの裏でなく表面に多く検出された話があった)を位置を直したり付け外しする時に触って、そのまま取り箸を触ったら、共有の取り箸にウイルスが付いて、その後は、他の人が取る度に拡散するという。その時にピザとかパンとかチーズとか手で食べる料理が出てたら最悪ですね。欧米はレストランの割合が日本より圧倒的に多いと思うけど、手食が影響してるのでは、と思う。

案の定、飲食店で1人で1時間マスク飲食をして感染したという人が出た。これは変異株のすごさの記事になってるけど、個人的にはマスクを飲食時に頻繁に触る怖さを感じました。これまで、マスクしてなくてもお一人様の感染って殆どなかったのでは。

また、この記事では死亡者の感染源だけでなく、当時の大阪のクラスターの感染源がほとんど高齢者施設と院内で、飲食店は2%という。国から施設とかの検査の徹底の方針があったみたいだけど(そんな報道見てない気がする)、1000人の感染者で飲食店に重点的に対策打って全滅させても20人しか減らないとか。ホント大阪の飲食店は怒って良いでしょう。まん防効果ないから緊急事態宣言で同じ方向性の対策を徹底するとか、間違いを認められない日本人のよくある失敗という。そんなんで店潰されたら堪らないよなぁ...。東京のモニタリング会議でも飲食店は5%程度で、家庭、施設等、職場に次ぐ4位で5%台(6%弱)です。


肺炎とマスク

肺炎はウイルスが肺胞に届いて起きるので、飛沫で肺炎になるとしたら重力の影響で落下する飛沫より、気流で流れるエアロゾルの方が、感染力で考えると、重力の影響が小さくなるけど、感染力がそこそこあるバランスの良い(感染で使うのは微妙)サイズのエアロゾルのなりかけみたいなのが危ないように思えます。そのサイズってマスクする抜けるのでは。だとしたらマスクは感染は減らせても、重症を減らす役に立たない可能性も。飛沫吸い込んで上気管、下気管に付いた場合、普通の風邪の症状か無症状で終わってたりしそう。


高齢者では、気管に入ったものを咳で外に出す力が弱くなったり、飲み込む力が弱くなっているため、誤嚥が起こりやすくなります。
誤嚥するのは飲食物に限りません。たとえば夜寝ている間にわずかずつ唾液が気管に流れ込むことがあり、こうした唾液にたとえば肺炎球菌などの細菌が含まれていると肺炎を起こすことがあります。誤嚥性肺炎の多くは唾液に含まれる細菌が原因になります。

重症になるのがほとんど高齢者なのはこっちの可能性の方が高いかもですが。重症化の多い高齢者が重めの飛沫を肺まで運ぶほどの肺活量はない気がしますしね。健康な人は咳でウイルス追い出すけど、高齢者は肺に達して肺炎になってしまう。・・・普通の肺炎と同じ仕組みのが症状激しめに出る感じ?普通の肺炎でもコロナ以上に亡くなっているので、最期が普通の肺炎よりツライ感じですか。

コロナの肺炎は免疫暴走が原因らしいですね。誤嚥性肺炎で高齢者に多いというのも説得力ある気がしますが。というか、それも混ざって高齢者多いとかないのかなぁ。


さらに研究チームは、COVID-19患者を3つの年齢グループ(20歳未満、20〜59歳、60歳以上)に分類したところ、年齢が増すごとにT細胞数の減少が観察された。また、60歳以上のグループのT細胞数が最も少なく、高齢者における重症化リスクが再認識されたかたちになった。

加齢によって免疫機能が低下する原因のひとつに「胸腺」の老化がある。T細胞生産や免疫システムに関与する「胸腺」は最も早く老化する臓器だと言われており、70歳までにはその機能をほとんどなくして脂肪細胞になってしまうのだ。

この辺か。

また、院内感染で高齢者がかかって亡くなるのは日和見感染ではないか、と医療従事者の彼女にアドバイスされました。日和見感染は健康なら感染しないような弱い菌やウイルスで感染してしまう感染症で、その場合、易感染宿主がマスクをすり抜けた感染力の低いエアロゾルで感染しているということです。

鼻マスク騒動

しかし、鼻マスクでケンカとかジョークですよね。飛沫が何かわかってないような。飛沫って要は唾液ですが、口と鼻の構造上、また鼻毛という障害物があって、唾液を鼻から出せるのはすごい気が。鼻水というのもありますが、鼻水垂れててマスクから出したら縁がびしょびしょになるので、まとな人しないですよね・・・。鼻から前方に液体飛ばすって鼻水出てても難しい気が。ほとんど鼻と口の間か飛んでも自分の胸に付きそう。鼻を出した場合、空気中の細菌やウイルスを吸い込みやすくなる、というのはあるかもですが、そもそも、エアロゾルってマスク通過したのでは、という。結局、鼻マスクにキレる人って、「お前、鼻出したら、(鼻出してる人が主に細菌系で風邪が)感染るかも知れないだろ!!」と相手の健康を心配しながら殴りかかったりするという支離滅裂な行動です。鼻を出してたら、とっさにくしゃみが出た時に飛沫が飛ぶ、とか言ってる専門家もいましたが、くしゃみって3cmほどマスクを上げる時間もないくらい突然出ますかね?だとしたら、マスクつけっぱなし以外の対策ないけど、肘裏とかでも良いのでは?マスク付けてて、くしゃみ出る時に鼻を覆わない、というのはもはや、文句を言うためだけの設定でしょう。ポケットにマスク入れてたら間に合わないかもだけど、少し下げてるだけなら普通に上げてから咳やくしゃみするでしょ。ちなみに僕は咳もくしゃみもマスクしてても肘裏押し当ててします。

前も書いた気がしますが、飛沫が唾液の飛んだものである以上、咳くしゃみ会話をしていない際は、マスク無しで鼻呼吸の方がマスクして口呼吸より飛沫は飛ばないと思っています。

若者が自粛する意味

結局の所、30代以下はほぼ亡くなってないわけです。重傷者も片手で数える限りです。変異株での若い世代の重症化が煽られてる今でさえほとんどいません。感染症は人から人に感染るわけだから、なるべく陽性者を減らすべきなのはわかるけど、飛沫感染接触感染も可能性低い若い世代(一人暮らしで、同じコミュニティの人としか関わらない)が死者を増やすことはまずないでしょう。結構空気感染とかと勘違いして、マスクなしで呼吸してるだけの人を罵ったり避けるキ○ガイいますが、鼻呼吸(鼻水ダラダラ垂れてたらあれだけど)とか汗から感染りません。というか、普通に考えて、道ですれ違ったり、マスク無しで電車で鼻呼吸してるだけで感染るならもうほぼ都心の人ほとんど感染しているのでは?厚労省の会食で参加者の一部だけかかってたのとかあるけど、呼吸とか会食での感染が報道の通りならほぼ全員かかってるでしょう。まぁ、あれは参加してない人まで感染してるので、会食で感染ったんじゃないし、会食でも感染らない人がいる例ですね。

つまり、若者が自粛で叩かれてるのは自分達が自粛するんだから、お前らも(死者の感染に全く関係ないけど)自粛しろ、という日本人得意の同調圧力による嫉妬ですね。自分が我慢してるんだからお前も我慢しろ、ってねぇ。確かに、自粛しないで高齢者にうつして死者出たら責任あるかもだけど、多くの若者が自粛してる中、いつ死んでも構わない、と高齢者がそこら中に出歩いてる現状はなんなのか、と。

中川淳一郎さんが言っているように、自粛すべきなのは高齢者とその関係者というのは明らかです。人から人に感染る以上、不特定多数の相手と関わらなければかかる可能性は低い。


高齢者は身体が衰えやすいのはありますが、朝が強く早起きが多いので、早朝に散歩とか運動してもらって、買い物とかはヘルパーさんとかを使えるように支援できる環境を作ったり、個人的には代行サービスやった方が良い気と思いますが、海外のようにスーパーも高齢者のみの時間を作ったり、不特定多数の人と関わりながら経済を、社会を回す若い世代と分断をすべきなのは簡単にたどり着く帰結な気がするのですが。なのにそれをしないのは、政治家が、自分の支持者であり票田たる高齢者中心に我慢を強いると不満が出るからなんでしょうか。本気で意味不明です。「命を守る」と言いながら、無意味に全世代に自粛させて、死者数に影響のない政策ばっかりうって経済を疲弊させて若い世代が自殺してる。しかも、当の守られる対象の高齢者は「もう、いつ死んでも構わない」と結構平気で出歩いてる気がします。どこの飲食店でも高齢者は必ずいますし、スーパーでも自分で買い物に来て長い時間滞在する高齢者は多い。

命に重さはないというけど、救った命の平均寿命からの差をプラス、失った命の差をマイナスにすると大赤字も良いところです。前述、人口動態統計で10〜20代の死因を見ると1位が自殺です。ただでさえ先進国で突出してるのに、例年通り多い原因の肺炎でもコロナという感染症であれば、若者が現在や将来に絶望して命を断つのは厭わない、というのがこの国の政治家のスタンスに思えます。余生を送る人の命をこれからの若者より重視するってなぁ。

気の緩みとか言ってるけど、自殺してる人達こそ、不安を煽られ続けて気を張り過ぎて、ふと切れた瞬間に、という気がします。
緊急事態宣言、効果ないから延長とか方向修正も大してせずにやられたら、いつまた自粛させられるかわからないから今の内に出かけて集まって飲もうぜ、となるのは火を見るより明らかだと感じるのは僕だけでしょうか?分科会はウイルスには詳しいのかも知れないけど、人の心に疎すぎる感。人はコロナじゃなくても死ぬんですよ?

テレビが偏向過ぎる件

それにしても、一番ひどいのはマスゴミですね。朝から「あ〜、マスクしてないですね!」とか、屋外でマスク警察をしてる。

もう、かなり前から屋外で距離が取れる状況ではマスクは外していいと言っているし、肘の裏でも良かった咳エチケットが、マスクをしていないと犯罪者を見るような目で見られたり。

また、誰一人感染しちゃいけないような同調圧力を作ったり、もはや、製作者は不安を煽ってテレビで情報を仕入れようと見させるためにわざとやってんのか、リアルに合理的思考ができないのか疑わしい感じで。最近は下手したら後者なのでは、とすら・・・。外出自粛に対して、TVクルーが外出して外出してる人にインタビューして「人多いですね」とか言って外出自粛を促してるのはギャグにしか思えない。

確信犯的なのは「新たに○○○名の感染が確認されました」と言ってる点ですね。報告であり、前日や当日の確定数ではないのをわかった上でこういう表現をしているんだろうな、と。偽陰性偽陽性に関しても全く触れない。死者や重症者の平均年齢とか詳細な属性も伝えない。50代が増えたら「50代以下」と言って40代以下も多いような表現してみたり。ひたすら不安を煽りたいだけに思えます。

もはや、テレビでは正しい情報は仕入れられないと思っています。SNSを取り上げてる番組とかもう末期でしょう。YouTubeでこんな動画が見られている、なんて番組やってるならテレビを見ないでYouTube見ればいい。彼女の影響で朝テレビをつけるようになったけど、毎日同じようなニュースやってたり、週末は総集編みたいだったり、見る価値あるのでしょうか?時間の無駄なのでは。海外ニュースでは大きめのものが色々あった日にYouTubeの紹介とかしてるのを見ると、この国の報道は死んでいる、と感じます。視聴率取れないんだろうけど。その辺は視聴者もやばい感。

まぁ、Adoさんのゴリ押しでカラオケでもセールスでも1位になっちゃう国なのでテレビで簡単に洗脳できるのでしょう。うっせぇわとか、彼女とカラオケの宣伝タイムで聞いた時、曲やメロディラインは良いのに、歌詞が絶望的に残念すぎるね、と話してたけど、ゴリ押しで売れてしまった。なんか、真っ当な会社でしか働いたことないので、あの歌詞の世界は昭和の悪しき社会に見える。あれに同感できる人は今すぐ転職した方が良いのでは。真っ黒だよね、そこ。あの歌詞で売れてしまうのは黒歴史過ぎて可愛そう。とはいえ、声が攻撃的過ぎてあまり聞きたいと思わないのだけど。

意味不明の感染症対策

マスク会食に酒類提供禁止、路上飲みの阻止。完全に迷走してますね。人と人の関わりを減らしたいんだろうけど、意図を説明しないし、そもそも知事や国会議員も意味を理解してない感が。マスク会食を尾見会長が推奨してて、この人もうダメだ、と思って見てみたら、やっぱり、専門は風邪関連や季節性感染症ではないんですね。ポリオの実績からSARSの陣頭指揮の功績を買われた流れのようですが。


時短営業/会食の禁止

当たり前の話ですが、夜に感染りやすいわけじゃない。にもかかわらず、知事が意図を伝えないので、21時までの営業、20時までの営業で感染が減る、というと夜に感染るなら昼に飲もうという話になるでしょう。結局、仕事後に一杯、と集まらせたくないということでしょうが、全く伝わりませんでした。結局、お酒のラストオーダーに間に合うように行って、開いてる時間は通常より密になるという。そりゃそうだ。そもそも、橋下元大阪府知事も言っていましたが、時間の問題でなく、感染症対策がちゃんとできれば問題ないわけで。別に感染の起きてない広くスペースを取って大声も出さない会食でテレビで叩かれ、謝罪に追いやられるのは意味不明です。とはいえ、立場上、感染を出したらアウトですが。完全に知事とか議員が意図を伝えることを放棄していて、こういうシチュエーションにこういうリスクがあるから避けて下さい、というのが伝わっていない。厚労省とか大阪府で大規模会食が開かれたり、というのは、基本的に感染リスクを下げた上でなら問題ない、という認識なのでしょう。でも、それが伝わらないから伝えることを放棄してる。

マスク会食

個人的に飲食の場では飛沫より接触感染の方が危ないと思っています。以前も紹介した下記の記事ですが、COVID-19でない風邪とはいえ、15分飛沫を浴びて8%に対し、感染者のコップを触るのは50%です。

COVID-19が飛沫感染が多いと言っても流石にこれひっくり返るんですかね。だから、何度も言うけどマスク会食なんて、最悪です。手術中も2時間おきにマスクを替えるべきというような話があります。マスク大量に用意して飲食の度に外して捨てて、終わったら新しいのつける位じゃないと逆効果では。

マスク会食をするくらいなら、最低1m距離を取って、料理は他人事に分けて提供、グラスを間違えないように交換制にする、とかの方がよっぽど筋が良いように思えます。合わせて、席替えが起きないように4人以下制限する、など。時短をしても、回し飲みしたら簡単に感染るでしょう。逆に、同棲してるカップルや夫婦で普通に性的に濃厚接触してるなら、他のグループと関わらない状態なら何しようが感染リスクは変わりません。キスしてるのに、飲食店でお互いにうつさないように振る舞うとか意味不明だし。

路上飲み禁止

路上飲みもなんなんですかね。酒で人が集まるから酒を止めたいのだろうけど、重症化が少なく高齢者と関わらない人達が換気のいい屋外で飲んで問題あるんでしょうか?今まで、換気が悪い、密室だとエアロゾルの濃度が上がったりで感染リスクが高まるって話があったと思うけど(エアロゾルの件は脳内補完)、屋外でもだめなら換気意味なくないですか?自分達が求めたことを否定するって。マスクしても感染する、って、じゃあしなくていいじゃん、と。そもそも自分はマスク信じない距離取れよ派なので、実はいままでも対してマスク効果出てなかったのを変異株のせいにしてそうな気がしてならない。

というか、路上飲みでも感染の根拠が富岳のこれらしいけど、コロナ禍にこんな状態でBBQする人達いるのか?


円陣組んでるやん・・・。これを根拠に路上飲みを否定する人とは論理的な話ができる気がしない。スパコンもあれな人が使うと面白動画作るためにしか使えないという悲しみしかないお知らせなんですが。このサイズのBBQコンロを10人で囲んで何をしてるんだろうか。このサイズだと一人が焼いて取り分けて、囲んでも+3人の4人が現実的では。2人で焼くとしても2人ずつ取りに来るとか。

で、富岳全般で言えるけど、飛沫がかかる=感染リスクが高い=感染するではない。かかってるのはたいてい青の飛沫(マイクロ飛沫?)で赤い飛沫は手前とか本人の胸に落ちてる。予防でマスクするならN95で目も守らないとみたいな話あったけど、青いマイクロ飛沫で感染するなら、富岳と同じ設定で感染者いたらほぼ確実に、少なくとも目からは感染してそうに見えますね。青いのベッタベタじゃん。あと、胸元大きい飛沫だらけだとスーツのネクタイ直した後の手とかすごいのでは。

また抽象化の話ですが、BBQでは買い出しで同じ種類の缶が大量にある状態で空いたら取って飲む事が多いと思います。これをトイレの時に置いて行って、戻ったら何缶か飲みかけがあってわからなくなって間違える。これで回し飲み状態になって完全にアウトです。一方路上飲みは基本的に自分の缶を持ちっぱなしでしょう。回し飲み状態はほぼありえないだろうし、トングの共有や肉を箸掴んで渡すとかもない。自分は飲食時は接触感染の方が多いと思っているので接触の機会で考えるとBBQと路上は全く別物です。全くシチュエーションが違う。カラオケ専門店とスナックの歌い放題の図式と同じです。違う種類の行動を例に自粛を呼びかけてる。ちなみに東京都は「路上飲みは止めてください」ポスターとか「お酒の提供を中止しています」ポスターを作ってたりする。都民の税金使って遊んでんのか?

とはいえ、ゴミを放置していくのは論外です。特に口を付けたもの(缶とか惣菜のゴミとか)は最悪です。2週間位ブタ箱に打ち込んで20万位罰金取ったら良いのでは?

結果の出ない分科会に1年以上従う行政

しかし、1年経って、2回目の緊急事態宣言、すぐにまん防を経ての3回目、と分科会の専門家の助言に沿って進めてきた対策で何も改善していない気がするのは自分だけでしょうか?専門家が抑制するための助言してるのに緊急事態に何度もなって、なんで3回目が2回目と同じ方向線上にあるのか。1回目も始める前に減りだしてたので、結局の所、緊急事態宣言の効果って政策内容というより、世界的にアホほど慎重で臆病な日本人が陽性者数にビビって引きこもって改善しただけに思えます。ビビって行動抑制しても5日〜10日程度ズレて可視化されるので、自粛始めてからも1週間程度上昇傾向になり、跳ね上がって皆自主的に自粛(要請されて自粛とか意味不明なので、自主的にはくどい感)する、と。なので、2回目の2500人超え(1/7)の後で1000人で緊急事態と言われてもピンとこないし、徐々に若年層は怖い怖いと言われても、仲間内に陽性者は出ても重症者も死亡者も実際には関わらず、1年も「もう少しの我慢」「延長」続きで限界にきたわけで、3000人とかいかない限り対して効果ないのでは、という気がします。

未だにPCR至上主義

また、未だにPCRだ検査だ言ってるPCR信者がいるのですが、その人達の主張で偽陽性偽陰性が言及されてることがほとんどないけど、敢えて避けてるの?ベイズの定理知らないわけじゃないですよね?全員検査とか言ってる人とかさ、都民1398万人(数十万小池事変で逃げてそうですが)で偽陽性が0.1%出たら13,980人ですね。陽性率の下限見る感じ1%位出てそうなので、14万弱です。どうすんのそれ?治療薬がないからできるのは隔離だけだと思いますが。なんかPCRがほぼ特異度100%という人もいるけど、プロスポーツ、特に格闘技辺りではしょっちゅう出てますよね。減量で耐力弱ってウイルス増殖して検出されたけど、普通に食べたら免疫が勝って陰性になった、とかもあり得るんですかね?少なくとも特定の人達では頻繁に偽陽性になってるように思える。また、偽陽性問題はともかく、偽陰性問題も深刻で、感度が70%だと感染者100人中30人が陰性になる。それを免罪符に出歩いて濃厚接触しまくる可能性もある。

じゃあ、複数回やれば、という話だけど、2回だと0.3*0.3で9%になる。100人中9人はそれでも免罪符を持っている。では3回なら、というと陽陽陰、陰陽陰とかバラけた時の扱いどうすんの?と。

閾値とかそういう問題もあるのね。


何も考えない自称正義の味方達

結局あぶり出されたのは何も考えないでテレビの偏向報道を信用して、他人を傷つけようとする人達が一番怖いってことですよね。マスク警察とか自粛警察とか、県外ナンバーに嫌がらせしたり、感染者を罵ったり、全く感染のない集まりさえ罵倒する。その行為は、死亡者の半分以上に取って全く命を守る行為でもないし、結局亡くなったのは元々肺炎とか老衰で亡くなりやすい属性の人達ばかりだったわけで。「命を守る」の旗印の元に国民を従わせるなら、根拠を持って、「陽性者」(大部分が統計的に重症化しない)を減らすのではなく死亡者を減らす政策を立てて欲しいものです。

正直、都が出してる分析結果とかを見てて、テレビとか小池さんが話してることが別の世界に思えて、この国怖いなぁ、と思いました。小池さんとかも、感染リスクと避けるべき行動を論理的に伝えても伝わらないと、それならもう外に出るな、と一番思考停止できる方法を投げつけてるように思えます。法的根拠まったくないのに「〇〇とお願いしているので守って」とか笑っちゃいますよね。お金を持ってる人は東京都に寄付して!と小池さんが言ったら寄付しないといけないんですかね、という。

頼むから、ホントの命を未来ある人達の、笑顔を産むために、美味しいものを作ってる人達の生活や命を守って下さい。失われる必要のない命を投げさせないで下さい。

本気で命を守るなら、PCRや自粛の徹底より、胸腺検査を徹底してT細胞の数の少ない人(検査で簡単に数わかるのかはわからない)のみを完全隔離して守るほうが筋が良い気がします。免疫爆発が呼吸困難の原因なら効果あるのでは。個人的には重症化しにくい若者は自粛しなくてもいいけど、感染症対策はちゃんとやりましょうという感じです。現状の一般人の感染症対策は一番楽な「マスクすればOK」で、そりゃ知事や政府が外出を禁じる手を打つのはもう国民を信用しないという最後の手段で出してくるわけです。ちゃんと距離取りましょ?距離取れないところはマスクで、じゃなくて離れましょ?それさえちゃんとやれば出かけても良いと思うし、人が多いところは避ける。マスクの品薄の時の行動がベストだったような。

そもそもの話、天然痘しか駆逐したことのある感染症のない中、感染者ゼロを目指すのは気が狂ってると思う。どこかで折り合いを取らないといけない。死者が出ないなら、重症化ほとんどしない若者が大量に感染してる状況は自然免疫の観点でも悪くないのでは、と思いますけどね。あ、当然指定感染症の区分見直して、指定医療機関以外でも受け入れられるように、医療従事者に結核レベルの負担かけないようにするのも当たり前ですが。医療崩壊の原因ってそれですよね。1億人以上いる国がたった数千人の患者で限界なんて完全に仕組みがいかれてる。

それでも外出自粛要請をするなら高齢者や基礎疾患のある人達、その関係者が自粛するのが一番効果的なのに、政府や自治体は全くそれをしません。一瞬都でGoToトラベルの高齢者や基礎疾患のある人の自粛しましたが、うやむやになりました。その後、全くその方針が出ない。政府や自治体の長は高齢者が多いので自分とその関係者中心に自粛するのは我慢ならないのでしょうか。若い吉村府知事こそ、そういうことをちゃんとやるべきなのでは。高齢者の大多数は年金で働かずに生活ができます。その人達の命を守るために働かないと食べていけない世代が自粛して、場合によっては飲食店で職を失ったり、お店を閉めたりしてるにも関わらず、当の高齢者の一部はお金も時間もあるからフラフラ出かけてしまうという有様です。良い加減、国や自治体の出鱈目な対策で首を締められて「”陽性者数"が増えてるなら仕方ない」なんて的はずれなこと言って追い込まれるなら、ちゃんと僕らの代表たる代議士にNOを突きつけましょう。テレビや知事の「命を守る」という言葉に騙されず、現実を自分の目で見て、Yesマンにならず、おかしなことはおかしいと言っていきましょう。

現状は命も経済も、国民の笑顔も守れていないように思えます。

では、見当外れの政策でストレスの溜まる連休ではありますが、皆様の心の負担が少しでも減ることを願って!

・・・おすすめ書籍のエントリーはサクッと雑に上げます。